死なない道

死なない道を歩いた。
No die street.
ここは、Destinyが反転する場所。

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建築家、荒川修作とマドリン・ギンがつくった広大なアート、養老天命反転地。

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“現在の世界の絶望的な状況を希望ある未来へ。「死」を前提とした消極的な生き方を改め、古い常識を覆すことが必要である。この死へいたる「宿命(天命)」を反転することを使命として荒川+ギンズは活動を続けてきた。彼らは身体感覚の変革により意識の変革が可能だと考えたのだ”

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どこが地面でどこが天井なのか。
横にあるものは、壁なのか、果たして地面なのか。
ここにいると、確かに平衡感覚がおかしくなってくる。

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キッチンとソファーは壁に突き抜け、我々の世界で言うところの天井に、ベッドやトイレがくっついているのだった。

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楕円形のフィールドには様々な道と、9つものパビリオンが点在する。
背後の山と空のコントラストがすばらしい。
そしてここはあまりにも広大だ。
いったい誰がここに、どのような力や背景がこれを創ることを可能としたのだろうか。

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No die street
「死なない道」と書かれた道を進んだ。

私の運命/天命は反転したのだろうか。
死はもはや目指すものでなく、生に向かうベクトルへと変換されたのだろうか。

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そのドアはどこかへ続いていた。
天国なのか、宇宙船へとなのか、はたまた生なのか死なのか。

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いずれにせよ、昔からわかりきっっていたことを、この地で再認識した。
なにをどうしようと、世界が反転しようと、全ての生きとし生けるものにとって、かならず死がやってくる。
それは、この世に生を受けたときから、誰にでも用意された平等な権利である。
その死を覆すことに成功したものは誰もいない。

天命を反転させた荒川修作にも、それはいたって普通のこととして訪れたのだから。

郡上踊り

1999年にこの町を訪れたとき、夜に涼みがてら散歩にでかけた。
プラプラと歩くと、どこからか囃子の音が聞こえてきた。地域の盆踊りでもやっているのだろうかと音のするほうへと向かうと、広場で踊りの輪ができていた。

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最初は遠くから見ているだけだったのだが、みんながあまりにも楽しそうなので、自らもその輪に入って踊ってみることにした。見よう見まねで腕の動きや足のステップを真似てみる。比較的動きは単調なのですぐに覚えることができた。それにしても歌が面白い。まるで聞き語りのような歌。

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ただの地域の盆踊りと思っていたこの踊りこそが、「国指定重要無形文化財」郡上踊りだった。

さて、もちろん今年も伝統にのっとって踊りは続いている。
この踊りを踊ってこその、郡上八幡だと思う。
郡上踊りを体験せずに、郡上八幡に行ったとは言えない。というか、これを体験することで、郡上八幡の魅力は数倍にもあがると思うのだ。

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夜の10時にみんなノリノリハイテンション。
すごく単純な踊りだから、頭の中が空っぽになっていって、トランス状態にでもなっていくのだろうか。
日本の伝統的な、野外のダンスクラブ。
うーん、海外にも誇るべきものだなあ〜。