帰路へ

四国トリップ Day9-10

すべては終わり帰るだけ。
バイバイ四万十川。また来るよ〜!

途中高速を下りて、うどんをたべて、四国八十八箇所の一番の霊所、竺和山 霊山寺に寄った。

そしたら本当にさよならだ。行きと同じく淡路島から本州に渡った。
なぜか六甲山の山頂に登るという寄り道を果たし、琵琶湖によって、SAで仮眠して、家に着いたのは翌日の9時前。四万十川から実に850km、遠かった。

このブログはだらだらと書いていて、じつはあれから一ヶ月くらいが経とうとしているのだけれど、幸せな時間だったなあ、と本当に思う。やっぱりずっと旅は続けよう。

四万十川

四国トリップ Day7-8

3度目の四万十川へ。
一度目はケンジと5日かけてゆっくりとキャンプしながら川下り。
二回目は、自転車で日本を旅しているときに、健太の家に泊まらせてもらった。それがすでに2002年・・・
ということで、10年ぶりか。最近時間の感覚がとてもおかしいです。つい最近が、10年前、みたいな。ああー、じぶんのおじさんっぷりについて行けないよ。。。

お気に入りの松山を出発して、牧歌的な風景の中をドライブして、ゆっくりと四万十川を目指す。江川崎に着いてから、キャンプ場を探すのに四苦八苦して(優柔不断を発揮)、しかも沈下橋を見たくてみたくて、翌日に行こうと思っていたエリアまでほぼほぼ見てしまった。前日の雨で猛烈に増水していて、穏やかな四万十川と言うよりは急流四万十川という感じだったのだけど、沈下橋はとてもよい。
次から次へと、新しいタイプの橋が作られているようだったけど、昔ながらの風物詩を大切にして欲しいなと拙に願う。

以下、愛しの沈下橋。

こんな景色が残っている、日本に感謝。四国はやっぱり素晴らしい。関西や本州と違って、やっぱり島なんだよね。今は橋で繋がっちゃったけど、少し前までは繋がっていなかったわけで。東京や大阪や、大都市に惑わされないというか、離れているだけの潔さというかがあって、そこに惹かれるのだと思う。

結局三島キャンプ場というところに泊まった。一泊ひとり300円。サイトは広大で、周囲もおだやかでとてもよい。そしてなにより空いている。まわりにキャンプ場ができすぎて、昔みたいに人が来なくなったのだそうだ。

二日目も周囲をプラプラしただけなのだけれど、四万十ドラマが運営する道の駅とうわが素晴らしかった。四国のデザインの本などをいくつか買ったのだけれど、そこには「東京の有名デザイナーにすべてを丸投げして、終了ってのではなく、地元にもデザインをしている人がいるし、志もあるし、そのような地デザインでがんばろうよう」みたいなことが書いてあって、いやに納得してしまった。
しかも道の駅で流れていたプロフェッショナルの梅原さんにも妙に共感してしまったり。

地方には地方の良さがあり、人がいる。東京や都市に顔を向けないで、その場所に軸足を置いて、その土地から内側を見つめて考える。それはとても大切なコトのように思えたのだった。

最後の目的地で、四国に来て本当によかったなーとしみじみと思ったのであった。

松山と道後温泉へ

四国トリップ Day6

松山堪能の一日。
ショートケーキのイチゴは真っ先に食べるタイプなので、朝市で道後温泉へと向かった。行きたい場所を、片付けないと気がすまないというか。ここもずっと来たかった場所。10年以上前に来そびれて、いつかは行きたいと思い続けていた場所。もちろん、その後に見た『千と千尋の神隠し』の影響も大きい。

雨の道後温泉だった。それはそれで非常に趣があって良かった。中がすごいスペシャルというわけではないのだけれど、観光客向けというのではなく、いわゆる地域密着な、いい意味で普通の温泉なところが非常に良かった。
湯船につかりながら、『千と千尋』の一シーンを想像したものです。

息子昼寝後に、今度は松山城へ。
今日はたくさんの路面電車に乗った。

鬱蒼とした森を城まで100m以上登る。さすが『坂の上の雲の街』だ。上からは絶景の街並み。海も島も見える。ところどころに丘があり、そこは緑で、それ以外の街は家やビルに埋め尽くされていた。人がたくさん住んでいるのだなあと実感。

天守閣もこじんまりとはしてるが、とても美しい。日本の細部の装飾とか、芸術ってすごいと思いう。ある一シーンを切り取ると、そこは本当に今の世界から隔離している特別な景色に見えて。こうやって独自の文化のものが残っている国に住めているのは誇らしいと思う。世界をいろいろ旅してきたけど、日本はやはり特別な場所だと思うのだ。

そしてこの天守閣は現存12城のうちのひとつ。現代の街の中にぽっかりと浮かぶ、昔ならではの誇らしい遺産。ほんとうにすばらしいなと幾度も思った。

日本全土を自転車で旅しているときに、ここなら住みたいなと一番思ったのは長野の松本だったのだけれど、この松山でもそう思った。両方城下町で、天守閣が残っていて、街がコンパクトながらも非常に活気があって。そして自然が近いというのはとても似ている。
たった二泊の滞在なのに、松山という街が大好きになった。

最後にレストラン情報を。昼食も夕食も同じ場所で食べた。それほど満足なステキでおいしいオーガニック玄米やさん。SOHSOH 松山駅前店が最高でした。近くに行った際はぜひ。

アレックス・カーとちいおり

四国トリップ Day5

始発のフェリーで直島を発つ。平日なので高校生がたくさん乗っていた。島には高校がないのかな?フェリーで都会(高松)に通うなんてドラマがありそうだな。そういえば、直島はアートがメイン産業の島なのかとてっきり勘違いしていたのだけど、バスのドライバーさんの話によると、三菱重工の工場があって3,000人も住んでいるのだとか。岡山側から毎日船で出勤されている方々も多数いるらしく、裕福な人が多い島だとのことだった。

予想外にとても良かったアートな旅。たまにはいいなあ、としみじみと思う。いつか違う島にも行ってみたいと思う。

高松に上陸し、高速を一路西へ。悔いが残ったうどんを食べに、善通寺で下りる。そして宮川製麺所へ。ここはいわゆる製麺所で、食べるのはメインではないお店。いわゆるセルフのお店で自分でお椀からうどん、トッピングまですべて取るのだが、雰囲気が非常に良かった。イメージの中の讃岐うどんがまさにここ。場所効果もあるのか、人生で一番美味しいうどんだった。
調子に乗って違う場所へとはしごしたのだけど、そこはチェーン店というのもあってかイマイチであった。

うどんに満足し、向かうは南西。アレックス・カーが『美しき日本の残像』で桃源郷と書いていたちいおりへ。ここも数年間来たかった場所。
吉野川を南下する。ここは日本を自転車で回っているときに通った場所。もう10年くらい前。最近時間の感覚が変だ。吉野川はとても美しかった。

峠を越えて、祖谷に入り、そしてさらに先の奥祖谷へ。
ここにアレックスカーのちいおりがあるのだけど、残念ながら全面改修中だった。何もないから桃源郷だったのかもしれないけれど、本当に何もないこの地に、彼が古民家を見つけ、その古民家を目的地として数多くのバックパッカーが訪れに来ていたなんて信じがたい。そんな場所であった。

雪深い場所でもないだろうに。まるで新潟で見るような急なトタン屋根の家々ばかり。後で気がついたのだけど、トタン屋根にしたのは比較的近代になってからで、以前までは全部茅葺きの家だったのではないだろうか。もう茅のメンテナンスができなくなってトタンに変えたのではないかと思ってしまった。

いったいぜんたい、なんでここだったんだろう、という疑問が尽きない。
外から立ち寄っただけでは、ここだけにしかない、ここだけでしか見えないような、光る特別な何かを感じることはできなかった。とてもとても美しい場所だとは思うのだけれど。

しかし、来たいと思い続けていた場所に来れたのは、とても良い。
気がつくと夕方になっていたので、急いで高速を走り元来た道を戻り、ジャンクションを西に本日の宿泊地となる松山へと向かった。

ジェームズ・タレルと地中美術館

四国トリップ Day4

5時に目覚めてしまった息子と、なかば仕方なく海まで散歩する。
缶コーヒーを買って、アスファルトに座って海を眺めた。ちょうど日の出の時間で、海が真っ赤に染まっていった。この時間をありがとう、ハル、と思った。

海を眺めている、ただそれだけでとても幸せな気分になった。今この時間を生きていると感じる瞬間、幸福きわまりないと思う。田舎は、島は、本当に豊かだと思った。なんで都会に住んでるんだろう、心豊かな場所はここなんじゃないか。

ゆっくりと神社へ参拝。斜めに傾いた石段が、なんだかすてきに感じてしまうわけで。すべてが島マジックにかかっていた。

雨の中地中美術館へと向かう。整理券をもらって15分だけ待って、いざ入館。入場料は2,000円もするのだけど、ここで躊躇しないのが大人になったなあと思う。一昔前だったら、きっとなにか理由をつけて入っていないと思う。もう一度来たいと思ったときに、ここに来る時間とお金を考えると、2,000円で躊躇してはだめと思うのだ。と、考えるとたった1万円をケチって行かなかったエジプトはナイルのアブ・シンベル神殿は本当によい教訓だなあ。行けば良かったという・・・

その値段にビックリする事なかれ、中には主に3名の作品しかない(建物としての安藤忠雄を入れれば4名なのだけど)。しかし十分だと思った。空間というか、建物と、その場所と、空気と時間ともちろん作品、すべてがセットとなって心に迫ってくる。もちろん、それは視覚だけではなく、そのほかの五感にも染み混む感じで、体の芯の方に訴えかけてくる気がするのだ。言葉ではうまく説明ができないが、とにかくやられた。

表現が難しいけど、個人的に言うと、映画『トロン』にしびれまくったのと、感覚的には似ている。コンクリートの斜めの切り方とか、四角の鋭さとか、タレルのふわふわとした掴み所のない光をつかった作品とか、すべてがしびれる。

夕方、そのタレルの南寺へと行く。
最初は暗闇で何も見えないのだけれど、目が慣れて行くにつれ見えてくるという人間の感覚をうまく利用した展示。昔、富士の樹海の洞窟のガイドをしていたことがあって、そのときいわゆる「暗闇体験」と呼びかなり多用していた技があったんだけど、基本的にはそれと同じ原理。現象としてはまったく不思議に思わないのだけど、これを美術作品、芸術としてしまったセンスの良さというか、その感覚というかが本当にすごいと思った。

最初は目の前は真っ暗。それでも前を凝視すると、自分の目の周囲に円形の物がくるくる光って回りだす。無音の時に聞こえる耳鳴りのような物の視覚版かと思ったがどうやら違う。200秒を数えたところで、前方にスクリーンが見てきて、350秒から先はそのスクリーンが徐々に遠ざかっていくという不思議な感覚を味わった。
そして目が慣れ、人も見え、歩けるようになるのだけれど、なるほどなあと純粋にすごいと感じる作品だった。

最後に「カフェ・コンニチワ」で瀬戸内海を見ながらおいしいコーヒーをいただく。自然ばっかり行っている自分には似つかわしくないアートな目的地だったけど、普段とは違うものをたくさん感じた島だった。

直島へ

四国トリップ Day3

最近思うのは、行きたいとかやりたいとか思うことや場所は、できるときにやってしまおう、行ってしまおうと思うこと。昔ほどいつか行こうとかいつかやろうというのではダメだという心なのだ。今やらないと、もうできないかもしれないな、というのが最近の心境の変化。というかこれが年か・・・?

今日は直島へと渡る日。
多少関わらせてもらった、『カイラス』という今ではなくなってしまった、不動産セレブの雑誌の創刊記念講演で、安藤忠雄が直島について話していたのをきっかけに、いつか来たいと思っていた場所(ちなみに対談の相手は茂木健一郎さんと松岡正剛だった)。

高松を10:14分のフェリーに乗った。船には200人が並ぶすごい行列で、ビックリしたのだけど、券売所のおじさんは400名定員だしたいしたことないよ、という。その意味はあとで知ることになるのだが。レンタサイクルはすでに貸し切られているし、地中美術館は整理券が発券され数時間は入れないし、十分混んでいると思った。まあ、ゴールデンウィークだしね。

島々の中を船は進む。日本では瀬戸内特有の景観だと思う。島が途切れることなく、30分ほどで直島に着く。(実際には港から港の時間は50分)。港からはバスに乗り、積浦のおうぎ屋へ。別館はキレイな民宿で、壁は薄いがすべてはキレイで快適だった。ご飯もおいしかったし。
自転車を500円/日で借り、ベネッセアートサイトへと向かう。畑や田んぼ、アップダウンの道に島の風。うおー、のどかで気持ちがいいー!

有名なカボチャをみて、海で遊んで、芝生で寝転んで、いざベネッセミュージアムへ。いわゆる芸術というモノに苦手意識が昔からあり。理解があまりできないという卑猥な感性と、どんな芸術より自然のほうがすごすぎるからというポリシーとマインドに支配されていて、とくに芸術的なモノコトに足を運ぼうとかしないのだけれど、そんなぼくでも、来て良かったと思えるミュージアムだった。

まず打ちっ放しのコンクリートがしびれる形。空間がすごすぎる。安藤忠雄に打ちのめされる。建物自体がダイナミックでかっこいい。
それぞれのアート作品もどーーーーーんと五感に訴えてくる。もちろん、それぞれは繊細なのかもしれないけれど、おおざっぱなぼくのような人間でも感じることは多々あり、良かったという一言に尽きる。蟻の国旗の展示が一番好きだったな。あとは巨大な石と、とにかく建物。
いろいろ感じることができて、楽しいし感激したし、しびれた。相変わらずチープな表現だけれども。

整理券な地中ミュージアムと家プロジェクトは行くことができなかったけど、島をぷらぷらするだけで十分楽しかった。夜は子どもと一緒に20:00代に就寝。

京都と高松

四国トリップ Day2

早朝に起きて、市内を散歩。路地一つをとっても絵になる。休日だからか人も少ないし、碁盤の目の道路は直線で見晴らしがいいので、遠くの山まで町から見える。「京都いいなー」とついつい何度も言ってしまう。

こじゃれたパン屋で朝食を買って、御所の芝生で朝ご飯。すんだ青い空に、ほどよい風が吹き、足下にはたくさんのタンポポ。贅沢な時間だ。

かつて日本の中心だった場所。未だその存在感は衰えることはなく、輝きを放っていると思う。アレックスカーは失われたと否定すると思うけれど。

京都を後にし、さらに西へ。GW初日とだけあって、西宮で渋滞にはまる。1時間のロスでクリアし、明石大橋を渡り淡路島へ。淡路島が兵庫県だという意外な事実にちょっとだけビックリしつつ、SAに寄っただけで素通りして徳島県から香川県へ。

「うどん県」という最近のネーミングからしても、うどんを食べないわけには行かないだろ、ということでさとなおさんサイトおすすめの「うどん本陣やまだ屋」に行った。観光客用なのにうまい、という触れ込みだったのだが、まさに観光客だらけ。あとで知ったのだけど、食べログの高松のランキング2位になっていたから、観光客でなくとも近場の人も結構いたのかも。初の本場讃岐うどんは、時間が15:00と悪かったのか、はなまるに負けてしまうレベル・・・残念な結果であった。

夕方、ことでんに乗って、栗林公園へと行った。
その存在すら知らずに30年以上生きてきたわけだけど、来る前にロンリープラネットのJAPANを見て知ったのだ。香川や高松のハイライトとしてではなく、四国全体のハイライトとして紹介されていた。すなわち外国人にお勧めの四国ベスト5くらいに入っていたのである。これはロンプラ好きとしては行かなくてはいけない必須ポイントなわけで。

庭がすごい好き、詳しい、というわけではもちろんないのだけれども、美しいなあ、と思った。いわゆる自然の美しさではなく、人が手を加えた美が、木や草や、景色で表現されているわけで。この小さい敷地の中に、いくつもの個性的な作品があった。亀の岩だったり、雷みたいな松だったり、藩主がつくった観賞用の滝だったり。

丘にあがるとちょうど山の向こうに日が沈んだ。
すると池は鏡のようになった。

四国へ

GWに四国へと行ってきた。
MBAでブログを書こうと思って、持っていって、ホテルに6泊もしたのにすべて有線LANでアップできず・・・先をいきすぎるもどうなの、マックさん、と思いつつ。遅くなったけど簡単にメモしておきます。

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GWは四国へと行くことにした。1歳の息子と嫁さんとの3人旅行。

仕事を上がってから、新東名をひたすら走って、深夜を越えた時点で京都に泊まることにした。車の中でじゃらん経由で予約をする。深夜割りなのか、当日割りなのか、京都ガーデンホテルは一泊5,050円で駐車場も無料。町の中心にあり、なんだか申し訳ない感じ。
ここまで450km、感覚が狂っているのか何なのか、京都って近いんだな、と思った。自転車だったら3日の距離だけどね(笑)

深夜2時にバタンキュー。