冬の休日

今年は滑りは諦めてもいいかな。いや、だってやることも色々あるし、仕事も忙しくなってきちゃったし、家含めてこの先考えなきゃだし。そうは思いながらも、苗場に2回、ファミリーで富士見パノラマに2回と足を運ぶ。やっぱりこのスノーボードというアクティビティは、全アウトドア・アクティビティの中で最高と思ってしまうわけで。

大寒波が襲来し、週末はどこもパウダー。行かない、と決めていても心がザワザワとするものだ。なんだか懐かしいこの感じ。すると嫁さんが「あれ、週末どこも行かないの?」いや、家にいるよ・・・「なんか最近冬なのに家にいすぎじゃない?いつもかなりいないじゃん」え、一応自粛しているのだが・・・「行ってくれば?」え!いいの!幸いタカが19:00に行けることがきまり、4:00に出発し関越を北上することになった。

トンネルを越えるべきか、どこに行こうか?すると高崎からは雪。後続はチェーン規制に巻き込まれ渋滞となりそう。沼田でいいね、と某スキー場に向かった。あいにく大会が行われていて、急斜面のコースはことごとくクローズなのだが、コース脇にちょいパウが残っていたり。それで遊んでいたら、大会が終わったコースに大パウが残っていたり。最終的には後半雪が振りまくってリセット祭り。

今日のパートナー / Taka, Partner of the day. #japow #telemark #oze #japansnow2017

Sasaki Takujiさん(@mountak)が投稿した写真 –

これを最高と言わずしてなんと言おう。
早く上がろうね、と言っていたのに上がったのは16:00過ぎ。ていうかほぼ最終。渋滞に巻き込まれ、温泉に浸かり、ご飯を食べ、家についたのは23:00。よくやるよねえ、今日の活動19時間でっせ。この労力を上回る感動体験がやっぱりあるよなあ、それはきっといくつになったとしても。
Viva Snowboarding!

#japow #snowboarding #japantrip #oze #japanmountain #jones

Sasaki Takujiさん(@mountak)が投稿した動画 –

スノートリップ2016 / ニセコへ

最初にニセコに来たのは何年なんだろうかと、ブログを読み返してみる。ブログより昔に来たらしくわからなかった(笑)
真也と格安ペンションツアーで来たのはもう10年も前じゃないだろうか。ナイターで貪欲に滑り、アンヌプリに登り、新雪ダイビングをしていたのが記憶に残っている。
その後、2009年にカッセと真也の3人で来た。相変わらず花園のコースの脇でジャンプをしまくっていた。→これだ
最後のニセコは2010年で固定メンバーの真也と、村さん、メグちゃんという4人。その後旭川にレンタカーで向かったので、ずいぶんと長い日程だったのだろう。→読み返すと8日間
その後も毎年のように長めのスノートリップは続いた。年々混雑し、外国人比率があがってしまうニセコを避けるようになり、旭川近郊や、東北の奥地、果ては利尻へと毎年場所を変え、メンバーを変えていろいろと滑った。完全な固定バディは真也で、カッセや村さんもほぼほぼ固定メンバーだった。

今回3年ぶりにスノートリップの号令が真也からかかり、久しぶりに北海道、そして久しぶりにニセコに行こうよ、となった。いとも簡単に3年ぶりとなってしまったのは、一昨年はアコンカグアに出かけていたし、昨年は娘が2月に誕生していたからだった。メンツは4名で真也とカッセ、あと一人が誰だかはなぜか今は書けない(笑)。まあ、年をとるといろんな大人の事情が出てくるものみたいだ。

始発で新千歳へと向かい、レンタカーを借り、キノコ王国へと寄り、モイワに着いたらもう13:00。旭川よりゲレンデが遠いよね〜、と今更ながら。いつもはヒラフの「白雲荘」に泊まっていたのだが、改装中ということでモイワの伝説的な宿、「ウッドペッカー」に宿を取る、しかも4連泊で。もう2時間しかなかったのでモイワを滑る。実は初めてである。クワッド一本、ペアが2本の小さいゲレンデだけれど、レイアウトはなかなか良く、自由度も高い。今日がいわゆる「The Day」だったらしく、すでにすべてがギトギトで森のなかよりもグルーミングバーンが楽しい。
エッジに乗る、意識する、スピードを殺さない。心のなかで理想のターンを描きながら自分のためだけに滑る。向上心を常に持つ。毎ターン大切にする。それは本当に気持ちがいい瞬間。前だったら当たり前のようなただの一ターンがあまりにも貴重である。なぜなら今シーズンはまだ半日しか滑れていない。ゲレンデにはもっと行ったけれど、スノーボードではなくスキーで子どもと一緒である。なので自分だけのために滑れる、ただ普通のようなこの行為が純粋に楽しい。

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最終リフトまで滑り、宿に戻って温泉へ。3回ニセコの温泉が入れる、湯めぐりパスを購入しニセコワンリゾートというところに行ってみたけれど、温泉入浴の勝手がわからない外国人だらけのイマイチなエセプレイスだった、残念。夜はウッドペッカーでハンバーグとサンマを食べてサッポロクラシックでグダグダ。ソファーで寝てたら9時過ぎにSOS。新千歳からの交通を失った友人Mだった。かくして深夜の雪道4時間耐久新千歳往復となった。(ドライバーじゃなかったので4時間バックシートで寝てただけだが・・・)

二日目
平日で空いてそうだし、一度は行っておきたいグラン・ヒラフって事になった。チケット券売所に行列ができ、やや遅いスタートで8時間券。なんども来たゲレンデだけあってか、コースレイアウトはすぐに思い出した。曇だったし、強風で上部ゲートもリフトもクローズだったけれど、最高のゲレンデだと思った。やっぱりここ好きだわー。なんで何年もご無沙汰しちゃったんだろう、毎年来たいな、と思える日本に誇るゲレンデである。壁に当てる、森を滑る、ピステンをならす、コブを滑る。どれをとっても楽しい。結局ナイターまで滑ってしまった。

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夕食は厚いお肉の生姜焼き。食後には五色温泉。ビールを飲んで撃沈。

三日目
なんと2月のニセコで朝から雨。もしかしたらキロロは雪かもしれないと、淡い期待で1時間車を走らせるも、雨の上にゴンドラは強風でストップ。そんなスキー場にプレミア価格を払う気にもなれずに、朝里川温泉スキー場に行くことにした。後で聞くと基礎スキーの聖地らしい。ニセコと違ってレイアウトは悪い。雨、そしてストップスノー。メンバーの内二人は早々にあがってしまった。冷静に考えると、のんびりしているよりは滑っている方が楽しい時間の過ごし方のはずと思って、カッセに付き合ってもらって全リフトに乗り(といっても4本)、全コース制覇して、リフト券の元もしっかりとってあがり。

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その後小樽に行き、うにいくら丼を食べ市場でショッピング。今日の行動はだれも予想できなかったな。夕食はチキンソテー。お風呂に行くのをやめ、ウッドペッカーな住民たちと触れ合った。

ウッドペッカーはニセコ雪崩研究所を設立して、世界に誇るシステムを作り上げた新谷暁生さんがやっている宿であり、いつかは来てみたかった場所。自分は新谷さんの本を読めていないのだけれど、一通り読んだ真也やカッセが小出しに伝説を教えてくれる。三浦雄一郎をアコンカグアにガイドしたとか、パタゴニアのベンチュラで大工してたとか、玄関のシュイナードCマークは本当にイボンが書いたのだとか、まあつまりはすごすぎる人の宿なのである。その新谷さんが貴重なDVDを皆に見せながらネパールのことを語っていた。それは若き三浦雄一郎のエベレスト滑降の物語であった。版権はアメリカが持っているため、貴重な映像であり、すべて英語である。「この時代にはさあ、植村直己と三浦雄一郎のどっちが最強なのかってよく論争が起こったもんよ」「ここが昔のナムチェバザールでさあ(と会話する横で、まさかのウッドペッカーの実際のお手伝いさんはシェルパ族!)」ミラクル過ぎて何も言えない。新谷さんの話もとてもおもしろい。時代を生き、作ってきた人の話である、面白いというよりはすべてがありがたい。そもそも山登りなんて神様の領域を汚す行為なんだから、那智の滝に登りたいって思うのも当たり前かもしれない、という話から坂下さんの話、谷口ケイさんの話、雪崩調査の話など、ここに泊まってよかったなあとシミジミと思ったものである。だかして、自分たちがここに泊まっているのはよく分かる。レジェンドの宿だと昔から知っているのだから。

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でもなんなんだ、この外国人の宿泊者の多さは・・・(笑)。しかも国籍がバラバラである。アメリカ人にカナダ人、スウェーデンにフィンランド、いったいどうやってここを見つけるの?と聞くと皆口コミだと言っていた。友達の友達が泊まっておすすめされたとか。実はフィンランドでは新谷さんが雑誌にかなり出てて有名なんだとか。
「新谷さん、明日は山はどうですか?」「ゲートは空きそうですか?」「数日天気はどうですか?」日々そんな英語の会話がいきかい、外国のユースホステルにでも泊まっているような気分だった。
ウィスラーやソルトレイクから来ていたスキーヤーに、すぐ横にワールドクラスのリゾートがあるのになんでニセコに来たんだと聞くと意外な答えが返ってきた。ここでのツリーランこそが自国にはないものであり、特別なのだと。自国では密度の高いパインツリーばかりで森のなかは滑れたものではないと。でもニセコのバーチツリーの森のなかの滑降がすばらしい体験であり特別なのだ、と。外を知ることは、自国を再発見することでもある。

4日目
昨日より激しい雨予報。
宿でのんびりするのもいいけれど、雨あがりを待って悶々とするよりは、悶々を追い払うために雨の中をまずは滑ってしまおうと9:30に一人でモイワに向かった。フード無しのリフトは雨が吹きっさらしでかなり萎えた。でも板は走り、滑降自体はやはり楽しかった。フード付きのクワッドが動き始め、真也が合流し1時間位回した。走ってしまえば楽しい雨の中のジョギングと一緒で、雨の中のスノーボードも宿にいるよりは数倍楽しかった。

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蘭越のラーメン屋でランチを食べ、今年で閉鎖してしまうという秘湯・新見温泉へ。粘り気のあるいいお湯だった。ビールを飲んだせいか、ちょっと眠くなり、ウトウトとシエスタ。はっと起き午後のスキー場へと一人向かう。天気予報ははずれ、雨は振り続け、ゲレンデは貸切状態となった。クワッドからペアリフトへ。最終時刻が迫っているのに客は自分一人。リフト係とスワイパーとして待ち構えるパトロールの「まだ行くの?」という暗黙のプレッシャーに、申し訳なく思いながらグルーミングバーンをラスト二本。終了3分前に上がるとリフト係が喜んで手を振ってくれた。
夕食はトンカツ。新谷さんと最後の貴重なトーク。2012年の岳人に載っている「30年後」という手記を課題図書として教えていただく。

最終日
昨日はプラス5度のくせに今日はマイナス15度である。期待していた雪はあまり積もっておらず、そのくせ風は強く上部リフトとゲートはクローズ。天気的にははずしまくった5日間だったけれど、お天道さまだから仕方ない。キロロやルスツのプランもあったけれど、勝手知ったるグラン・ヒラフへと向かう。ほっぺたがもげそうになるくらい冷たい風だった。板が昨日の汚れのためか滑らない。リフトは強風で思ったように進まない。そんないろんな逆風で、早くあがって温泉にでも行きたくなったけれど、ニセコ在住の佐藤寿哉さんが合流してくれて、最後に楽しい時間をプレゼントしてくれた。最終日も朝から最後まで滑り続けられて本当に良かった。

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車で新千歳へ向かい、白い恋人とマルセイバターサンドを空港で買ってしまえば、今年のスノートリップの幕引きである。
昔しかできない、あの時の自分たちにしかできなかった旅があった。歳を重ね、年月が経ち、自分もだけれど、友人たちの置かれている状況も刻一刻と変化し続ける。あの時の自由な時間や自由なスタイルは、もちろんもう戻ってこない。それでも同じように、あの時の滑降を夢見て、またまだ見ぬ場所を夢見て旅を続けるのだ。今回の旅も今回限り、次はもう違う旅。こうやって時間は過ぎていくのだなあ。
時間というもの、自分が好きなこと、柱としたいもの、共に過ごす仲間。悪天候で滑ることに専念できず、アドレナリンが出なかったからなのか、そんなことが頭の片隅に浮かんでは消えていく日々だった。

一言で言うと、最高に尽きる。どんな形式にしろ、何かが変わろうと、ずっと続けたいスノートリップである。さあ、次はどこ行こう。

定番の妙高

3月、いつもの仲間 + 弘樹という珍しいメンツで、いつもの妙高へ。
今シーズンのバックカントリーはこの一発で終わってしまいそう。まあ、晴天だし、気持ちがいいし、みんな健康で、ここに来られただけで良しとしよう。

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Snowまわり

今年、20年ぶりにスキーを購入した。
目的は子どもとスキーをするためだけれど、念のためふと板にしておいた(笑)。久しぶりのスキーは楽しいけれど、やっぱりスノーボードのほうが楽しいなと染み染みと思う。

スキーは年内に3回。スノーボードのシーズンインは年が明けてから毎年行く苗場で。そして成人式の3連休は恒例のスノートリップ。

北はかなり行ったなーということで、西に。
1日目は平湯温泉。

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2日目はモンチたちと合流して、岐阜の大日ヶ岳のBC。(ガスガスと強風であまり良くなかった)

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3日目は雪がかなり降って雪崩リスクが上がってしまったので、平湯の脇とかを滑る。いやー、楽しかった。今シーズンのスノーボードは儚くも終了かもしれない。

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春の立山

撮影で立山へ。久しぶりに春の立山、やはり極めて特異なロケーションでテンション上がるわ〜。仕事でこんなところに来れるのは役得だね。ザラメも滑りがよければ最高で、ガイドの寺田さんも今年一番コンディションが良い、と言っていた。ひゃっほい。

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利尻滑降 -3- 東斜面

つねに風が吹き荒れる洋上アルプス利尻。昨日と一昨日の無風状態は相当ラッキーだったらしい。
今日は風が吹くらしいので、強風を避けられるという東斜面へ。

海っペタからは、利尻お決まりのスノーモービルスタイル。しかも今日は牽引型。お陰でうでがパンパン。でも楽しかった。

350mくらいのところからハイクアップ開始。
今日も海がズバーンと見えて、登っているだけで本当に気持ちが良い。

標高1,000m付近で、ガイドの敏也さんおすすめの状態のいい沢があったので、滑ることに。
斜度もあって、ビバパウダー!

時間もあるので、沢をもう少し上まで登り返し。

程よくあがって、斜面を選んで、広大な沢城地形を遥か下までロングクルージング。
スピードがガンガン上がる。

今日も満足、納得のいくライディング。
今シーズン、ずっとうまく滑れないなーと思い続けていて、もっとうまく滑りたいと思っていたけれど、シーズン最後で自分の滑りに満足できたというか。スピードも出せ、コントロールも出き、自分の望むラインを滑れて、それが良かったなとしみじみと思ったのであった。

春までもっとたくさん滑りたいと思っていたけれど、もういいかもしれない、満足、と思えるほどに最高の3日間だった。

利尻滑降 -2- 山頂へ

曇りの予報だったが、朝は晴れていた。気温はゼロ度よりちょっと高いくらいだろうか。
スノーモービルを昨日の地点まで乗り継いて、ハイクアップを始めると、昨日と全く同じ状態に。完全なホワイトアウトでどこも見えなくなった。

それでも今日は好天への好転を期待して、上へ上へ。
湿気のある風が終始吹き、ひげや髪の毛を装飾していく。それはそれで結構キレイだった。4月のこの時期にこれか、なんかいいな、と心のなかで思う。

2時間後、順調に避難小屋に到着。
エビの尻尾がありえないくらい発達していて、なんだか小さなお菓子の家のようで可愛らしかった。

中でしばらく談笑して天気が変わるのを待つ。寒くなっては外に出て体を動かしたり、時々諦めて寝てみたり。
2時間弱くらいいただろうか。明るくなってきて、雲の切れ目が見えてきた。チャンスかと思い、上へとあがって見ることにした。ただ、下が晴れなければ800m地点までは歩いて降りなければいけないとう、労力との交換。

そして、ハイマツの硬い斜面を登っている時に、それはやってきた。
まばゆいばかりの好天。

下は依然厚いガスに包まれていたので、ボードを残置して、空身になってピークだけを目指すことになった。

最後の30分くらいはクランポンを履いて、ロープでみんなを繋いでもらった。なぜか体力がありそう、ということで最後尾(笑)。

あとはもう、上しか見えない。

そしてそして、ついに山頂へやってきた。

利尻島に行くならば、そして利尻岳に行くならば、ぜったいに頂上を目指したい。そう思って、2月でも3月でもない、この4月を選んだのだ。夢が叶ってよかった。最北の百名山をこの時期に登れたのは本当に素晴らしい。
頂上からはこれ以上ない最高の眺め。小さい山を想像していたのだけど、これは山塊のようだし、斜面はどこにでも無限にたくさんある。そしてどれもとても美味しそう。

さあ、ふたたび歩いて下るのだ。
天気はめまぐるしく変わり、山頂からのドロップもできるくらい晴れてきたが、ここまでは読めなかった、仕方ない。

残置してあったスノーシューと、スノーボードを回収して、いざ滑るはこんな斜面。比較的なだらかだけど、大バーン。

下から滑降を望む。

硬い雪の層の上にうっすらと新雪が載っていた感じだったけれど、スピードも出て良い斜面だった。
その後、ほんの少しハイクアップして、本日待望のメインディッシュ。

しまった感じの新雪だったけど、スプレーも上がりスピードがガンガン出る。最高の一本。

滑ってきた斜面。

一瞬だけど最高の時間を過ごし海を見ながら黄昏れる、の図。
近くに礼文が見える。

最後は夕方の海までドロップして一日が終わる。

麓にて、夕日に赤く染まった利尻を眺めながら、あの頂きにちょっと前まで立っていたことが本当に信じられない。
満足感と、充実感に包まれきった、最高の一日。

(photo by 自分、真也、渡辺さん)

利尻岳滑降 -1- ポン山

フェリーから降りて、スキーヤー・スノーボーダー御用達の宿、レラモシリへと向かう。届いている荷物を開けて、ウェアを身につけバックカントリーの準備をして宿を出たのが9:15。昨日の夜に出発したばかりなのに、ちょうど始業の時間くらいにはこの最果ての地で滑る用意ができているという不思議。

今日は北斜面。頂上アタックの可能性もあるということで、クライミングハーネスを身につける。これから3日間は、利尻島に1人しかいないという唯一無二の山岳ガイド渡辺さんにガイドを依頼してあった。
北側の道路を上がり、野営場の道のドン付きまで車でのアプローチ。そしてそこからは、利尻ならではのスノーモービルでの移動。

ほぼフラットの移動なのだけれど、これで2時間くらいの歩行時間を短縮できるという。
斜面の取り付き部分から歩行開始。船では頂上が見えていたのに、急にガスってしまって何も見えなくなった。そんな中、とりあえず1時間ほど、800m地点まで上がるが周囲はまったく見えないまま。このままでは上部の急斜面は滑れないし、上部に行ってもこれだと、板を担いで移動することになるということで、ひとまず降りることになった。

全く見えないので、まるで無重力の中を滑っているような、船酔い状態の滑降。

なんとかモービルまでたどり着き、場所を変えてポン山というポイントに向かうことに。
ポンとはアイヌ語で低い山らしい。その名の通り、低い。そしてガスはない。

ポン山を登り、まずは上部から東寄りの斜面を一発。気温が低いためか、板がよく走るし、斜面もそこそこあって非常に気持ち良い。そこから登り返しとなるが、海の見える気持ちい登り。いやー、なんて景色だ。
ポン山頂上へあがると、さっきまでのガスは飛び、利尻岳の山頂が一瞬見えた。

ここからは北斜面を滑る。斜度もあるし、眼下は海。低い山のくせに、かなり最高のシュート。

憧れの大斜面を滑降とはならなかったけど、横浜を出た翌日に利尻の山中を滑れているわけだし、天気は悪くはないし、斜面も雪も最高と、いい滑り出しとなった。

温泉入って、夜は居酒屋こぶしで海の幸。これはバチがあたるよな、きっと、と誰もが思ったのであった。

利尻島へ (序章)

年末に、なぜか利尻に行ってみたいと思った。妙高でも白馬でも、普通の北海道とも違う未知の場所へ、それも自分が試されるような場所へ行ってみたいと思ったんだ。ツアーにポンっとお気軽にのるのもいいけれど、旅人としては自分で調べて自分で決めたいと思った。それから、飛行機を予約し、バスを確保し、フェリーを調べ、宿をとってガイドさんを探した。

こんなわがままな自分のノリに、2つ返事で「いいな、行こうぜ」と言ってくれる仲間がいるのは本当に幸福なことだと思う。もちろん行かせてくれる家族もだ。

そんなこんなで、日本最北の巨人を目指すこととなった。木・金と有給を頂き、水曜日に仕事をちょっとだけ早く上がって、会社から走って一分のバス停へ向かう。羽田までは25分。チェックインして、ビールを買って、すぐに搭乗開始だ。

新千歳に着いたのは20:30、54分の特急に乗り札幌へ。旧友が駅まで迎えに来てくれて、お決まりの札幌ラーメンを食べて、すぐにお別れ。大通りバスセンター発、23:00の稚内行きのバスに乗る。3列シートで快適なバスは、ビールのおかげもあってすぐに眠りにつき起きると稚内に着いていた。ここは本州最北の地。

そのまま6:40のフェリーに乗る。

ノシャップ岬を回りこみ、姿を現すは洋上アルプス利尻岳。頂きは1,721m、その標高差はもちろん1,721m、想像よりも遥かにでかく、逞しい。あの高く遠い頂きに、果たして立てるのだろうか。

8:20 利尻島に着く。予定ではガイドさんが待っていてくれているはずだった。あの人だ!と全員一致で声を発してしまったくらい真っ黒に日焼けした人がいた。それが、これから4日間お世話になる、無邪気な顔をした渡辺さんだった。

八甲田 Day3

東北トリップ Day4、最終日。
この4日間、欲を出してよく遊んだ。最終日はもっと欲深く、酸ヶ湯から高田大岳を目指すことに。
八甲田の周回ルートが開いていないこの時期としては、酸ヶ湯から高田へ向かう人はきっといない。普通は谷地温泉に降りると思うのだけれど、谷地温泉にはJRバスも停まってくれないのだから。

2日目と同じように仙人岱避難小屋方面へと向かう。
今日はここに来てから初めて天気が良く、八甲田らしい景色が見渡せる。1時間半でサクリと小屋に到着。木々の造形がキレイである。まだ真冬の形を保っているし、かろうじて樹氷風の木々もある。

硫黄岳のずばーーーーんとした斜面がかなり魅力的で、前回来たときに滑ったのを思い出した。本当はこういうの斜面を楽しむべきなんだろうけれど、今日のコースはスキーでもないのに結構な距離なので、まずは高田大岳を目指さねばならない。

小岳は巻いて、その稜線へ。高田大岳へと続くコルへとしばしのダウンヒル。

途中前が見えなくなって、そこは絶壁の雪庇で、びっくりしてゆっくりとボードを脱いで戻った。

高田大岳へと続く尾根は、まるで木の迷路。

それはそれでおもしろいし美しいのだけれど、果たしてここを下れるのだろうか、という疑問が残る。最後の50m、遠くからはげ山に見えた部分はハイマツだった。カリンカリン。

頂上に立つと、八甲田山塊すべてが見渡せて、それはそれは気分が良い。ここまで来られてよかったなーと心から思う。ここまで誰にも会わず、誰も見かけず、八甲田山塊独占状態だったのだけれど、頂上には5人くらいの人。聞くと谷地温泉からのピストンだという。なるほどね。2時間かからず、来れるんだと。

「ケンガイですかー?」と聞かれたので「携帯ですか?通じてます」というと、青森県外か県内の人かという意味だった。きっとこんなとこに今の時期に来るのは県内な方なのだろう。

谷地温泉におりようかと一瞬迷ったが、やはり八甲田を満喫するために、あえて酸ヶ湯にループで戻ろうとなった。土地勘も染みこませておきたいし。来た道を戻るが、ハイマツ氷地帯は滑ることができないので、スノーシューで下る(トホホ)。それにしてもすごい風。天気がよかったのは束の間で、あっというまに白くなってしまい、いつもの八甲田に戻ったのであった。

樹林帯からはスノーボードを履く。ポールを手に持って、木の間をくぐり抜ける。障害物競走のようで楽しい。木々を抜けたらオープンな斜面を数ターン。いやー、気持ちいい!!

小岳へのコルから小岳山頂へ。そこから大岳方面へと下る。これまた短い下りだが楽しい。

そこからはぐるっと大岳を回り、コルまでちょっとしたアップをして、またぐるっと大岳を回り込み、酸ヶ湯への本日最長の下り。それにしても八甲田はなだらかだなあ〜、やはりスキー向きだね。

吹きだまりには新雪が残り、この時期にしてちょいパウダー。

7:30に出発して15:30まで。八甲田山を満喫して、よく触れ合い、この山を良くしれた日々となった。

↓今日のコース

青森へレンタカーで降り、夜行バスで東京へ。早朝に着き、そのまま仕事。あー、眠かった。

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●● トラベルメモ ●●
自走してもいいけれど、800kmは半端じゃないので、やっぱり公共交通機関をつかったほうが楽だなと実感。(若い頃は下道で往復したこともあった・・・)

新幹線と飛行機はやはり高いので、バスがリーズナブル。ゲートシティーは青森となる。
若ければ、弘南バスがペアで片道4000円と激安だけど、もうそこまで若くないよねと、JRバスを選択。往復割引で片道7500円なので、リーズナブルだと思う。3列シートだしまあまあ寝れる。
行きは8:00に青森に着き、帰りは21:00発の東京6:30着。

レンタカーはワンズレンタカー。4WDのステーションワゴンは5000円/日、キューブクラスはもっと安い。

夜行を駆使すれば意外と近くて安いなーと思った八甲田であった。