開拓者たち

Day 4 @ Dunedin → Te Anau

どこまでも、いけどもいけども続く広大なヒツジ畑に早くも飽きてきた今日。
人間としてヒツジとして生まれたら、何をするだろうか。毎年決まった時期に毛を刈られ、最終的に老いたらペットのえさ用として処分される。うーん、柵をやぶって逃げ出すだろうか。
じゃあ、牛だったらどうする?肉牛ならどうする。逃げ出しても誰も飼ってくれなさそうだし、ブッシュで身を隠そうにもばれてしまいそうだ、などなどポケーッとそんなことを考えていた。

New Zealand 2010

それにしても、環境にいいとか、エコとか、そんな良い響きのニュージーランドだが、ここまでヒツジの牧場が続くと、果たして・・・とも思ってします。
開拓者が入る前の、本当に原生林が残っていたであろうこの地を想像する。
どれだけの森を切り開き、牧草地や農地に変えていってしまったのだろうか。進めども進めども、続く禿山とヒツジの群れを見て、来る前のエコ国家という印象が変わらざるを得ないのであった。

農地は国土の50%超、残っている森林面積は約30%ほどだという。森林面積だけ言えば日本のほうが多いくらいだ。
かつて、ニュージーランドの人々は、自分たちが余りに森林を伐採して牧草地に変えてしまったことに気がついたという。そして残っている原生林のほとんどを、開拓できないように国立公園へと変えたのだと。

少なくとも、彼らは気がついたのだ。
そして今はゼロエミッション国家として、持続可能な国家として生まれ変わろうとしている。
我々日本人は、いつか気づけるのだろうか。

3 Replies to “開拓者たち”

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