ハルとのふたり旅 2018 東南アジアへ行く #旅の前に

3歳の頃から息子とふたり旅を続け、今年彼は2年生になった。
こちらが一方的に連れて行くのもどうなんだろうと、考えることがあって、選択肢を与えてみようと思った。旅に行くのは変わらない、でもどこに行くかは選べるといいんじゃないかと。

これがまったく決まらなかった。自分が行きたい国を伝えてみるも、なかなか理解されない。
「はる〜、アマゾン川行くとかどう!?」
「遠いからいや」
「マダガスカルにすげー行きたいんだけど、どうかな?」
「スリランカかタイになら行ってもいいよ」
となかなか話が噛み合わない。このままでは決まらなそうと思ったので、プリントアウトして壁に貼ってみることにした。ピックアップしたのはアメリカの国立公園、中国の山、アンコールワット、ブラジルはアマゾン川、そしてマダガスカルのバオバブ街道。

彼が選んだのは中国だった。

よし、中国に行こうと思ったものの、中国ならチベットがいい、しかもカイラス山、と父のエゴが出て、色々調べてみるも今はチベット自治区はガイドさんをつけるパッケージツアーじゃないと入れない、そんなのは望んでないからやめるか…とまた決まらない日々。

「タイかスリランカがいい」
嬉しいことに去年足を運んだ二カ国のいい体験が残っているらしい。しかし一度行った場所にはあまり行きたくないというワクワク感重視スタイルとしては抗ってしまう。

ブラジルの良さを猛烈にプレゼンするも、始業式出なくていい?「それならやだ」と頑なに断られ… そうこうしている間にチケットの値段が…
インドのラダックとかどう?
ヒマラヤとかどう?
山の魅力は子どもには伝えづらいし、景色がいいとかそういう楽しさとかってまだ良さがわからなかったりする。うちの子の場合なのか?決定打に欠け、プレゼンしては却下される日々が続く。毎日のように「ネパールにしようよ、1週間くらい歩くけどいいかな?」「やだ」「インドってさぁ、とにかくオモロイんだよ」「タイがいいなぁ」というようなやりとりが続く。

そして結論としては東南アジアになったのだった。

真の豊かさって一体なんなんだろうか。
そんな禅問答のような問いを投げかけてくれたかの国々に行くのも楽しいものなのかもな。

バンコクイン・ホーチミンアウトのチケットを取り、日本を経つまではどういうルートかも決めていない。それなら、バックパッカーらしく旅をしてみるとしますかね。

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