Trek to ABC / アンナプルナベースキャンプへ Day 2 ヒマラヤホテル

7:00に目覚めると、思ったよりも寒くなく、朝焼けに染まったアンナプルナが我々を迎えてくれた。

パンとコーヒーの素朴な朝食を済ませ、8:00に出発。ダウンを着ながら歩くとすぐに暑くなった。斜面を村に沿って下る。今日は上りのはずなのにこんなに下っていいのかと驚くくらい下る。
畑や棚田が朝陽に照らされ美しい。

ロバが続々と向こうからやってくる。トレッカーになんて昨日はほとんど会わなかったのに、いったいどこにいたのだろうかというほど沢山の外国人が歩いていて、とても賑やかだった。一番多いのは韓国人、ついで中国人、欧米人はわずかなものだった。

200mほど標高を下げたところで吊り橋を渡り、ようやく登りに。登ってすぐの場所がシヌワだとすっかり勘違いして、コースタイムより30分以上早い、とチャイを飲んでのんびりと。しかしここから45分くらい上がったところが本当のシヌワで、コースタイムより時間がかかっていることに気がついた、が〜ん。

シヌワを抜けると道は眺望もない森の中へ。空気はひんやりとしているが、登っている分には半袖で大丈夫だった。Annapuruna Base Camp まで行けるのか、Machapuchare Bace Camp 止まりとなるのか、どっちでもいいと言い聞かせながらも、いろいろシュミレーションして不安が尽きない。

森の中には大きなサル?ヒヒがいた。日本みたいな森だね〜とハルとも同意見。竹が沢山出てくると、そのまま「バンブー」と呼ばれる場所でロッジがちらほらとでてくる。ここまで5時間。人気がありそうなところで昼食時間にした。ハルは日本から持参したオニシのフリーズドライご飯でご満悦。自分はダルバートをオーダーしたがご飯を食べ過ぎてちょっと気持ち悪くなり、やっぱりダルバートは好きじゃないのかもと思った。インドのカレーもパキスタンのカレーも好きなのに何故か昔から慣れないダルバート。

標高はまだ2,300mくらいだというのに雪がちらほらと日陰に残っていた。ここからは階段が多発となるが高度は効率よく順調に上げていく。

右手に美しい滝を見ながら進み、目的地であるヒマラヤホテルまでは2時間半くらい。ヒマラヤホテルというすごいいいネーミングだから、たいそう豪華なホテルを想像してしまっていたのだが、谷の中で眺望ゼロ、そして日も当たらず極寒、小さなロッジが一つ。かつ競争原理が働かず、殿様経営で女将がツンツン、といまいちな場所だった。

ハルはといえば、日本人のご夫婦にフルーツをもらったり、トランプに付き合ってもらったり、一人で来てる旅行者を捕まえて今読んでいる本の話を聞いてもらったりと、なんだか楽しそうである。皆さん、ありがとう。外国人とはシャイで話せないけど、日本人とは大人でも臆せずにぐいぐい話すんだな〜。

夜は相当冷えたけど、寝袋の中だけはぬくぬくだった。
今日の行動時間は8時間で距離は17km。累積標高は1700mとよく歩いたものである。

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