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NOTE


西アフリカの最高峰、Mt.Cameroonに登りにいってきた。
標高は4,095m。
ベースとなる町ブエアの標高は1,000mなので標高差は3,000m。ガイドブックには「標準3日、急げば2日、Super Fitなら1日でも可能」と書かれていた。
久々に何かチャレンジングがほしいなあ、と思いSuper fitじゃないけど1日でトライしてみることにする。

ここカメルーン山はプチアフリカと呼ばれ、アフリカすべての地形を一日で堪能できてしまうという。熱帯・サバンナ・溶岩とバリエーションの豊富さが有名だ。

今回はちゃんとガイドさんを雇っての山登り。昨晩そのガイドに遅刻はしないでくれよ、と言うと「Guaranteed!保障するよ」って言ってたのに30分の遅刻。なぜならここはアフリカ・・・
早朝5時半に出発した。モロッコのトゥブカル山以来の山登り、バスに座ってたるみきった体に鞭を打つうつ打つ。
標高差3000mなんて日本ではあんまできないもんね。自分としても初体験。これが、いくら上がってもいくら登っても先が見えないのであった。

二日の行程で登ればこの山をもっと楽しめたと思う。
なるほど カメルーン山は様々なバリエーションを見せてくれる楽しい山に違いなかった。最下部はやむ芋やとうもろこしなどが生える畑、その後は「ホウ!ホウッ!」と鳥の声がこだまする熱帯雨林、続いてサバンナ。最後は活火山ならではの瓦礫が続く溶岩地帯。ところどころ白い煙が立ち上がっていた。

しかし、この無茶な行程の為に僕には落ち着いて山を楽しむ暇はなかった。というよりも楽しんでいる余裕がないのだ。
いくら登っても上がある、これってすごいなあ。ほとんど休みという休みも取らずに、足が何度もつりそうにもなりながら、頂上に着いたのは出発から8時間後。さすがに達成感あり!
うおーーー!と僕は叫んだ。

恐るべし3000m Up。そしてもちろん下山も3000m down。下っても下ってもいくら下っても下界に着かなかった。
宿に戻ったときは日もどっぷり暮れていた。13時間、長い長い一日だった。この後5日間も筋肉痛がとれず、こんな無茶な登山はもう二度とやるまい・・とシミジミと思ってしまった。

  

 

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DATA

Date
2002.12

Route
Guiness trackとHunters trailがあり前者は通常2日間、後者は3日の行程。どちらもガイドが寝るためのあずま屋があるのでテントは不要。水はGuinessではHut1、HunterではMann's Springのみ。

Access
Bueaがベースタウン
首都ヤウンデからバスで6時間(1,000円)Doualaで乗り換える。Bueaには上町と下町があり上町のほうが山に近い。

Acomondation
Presbeyterian Mission(約500円)、カメルーンで一番大きい教会の敷地内にある。落ち着けてすごくきれい。

Cost
Tourist officeをとおしてガイドを雇うとよい。1日9000CFA(1800円)だった。土日でオフィスが閉まっていたら、付近でガイドを探し、交渉次第となる。ぼくはこの方法。

Map
なし。 ガイドがいたので大丈夫だった。

 

 
 
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