夜のつらつら

出張のパッキングを済ませて、部屋を掃除し食器を洗った。
ワインがきれていたので、お酒を探してみたけど見つかったのはウイスキーだけ。飲むと頭痛がするためか、もう4年も残っている。仕方なくロックにしてみる。しみるなあ〜。

パックメーカーに転職をしたので、押し入れの中があっという間にパックだらけになった。背負えなくなった他メーカーのパックは弟や元同僚の元へと旅立っていった。
ふかく深く夜も更けたのだけれども、まだ以前で言うと終電前なんだ、と気づく。まだ終電に向かって駅に歩いていた時間だなあ、と。
最近は本当に平和なので、あの忙しかった日々はいったい何だったんだろうと、まるで夢物語のようだ。
まあ、夜が早くなった分、朝が早いので、夜更かしもできない生活となったのだけれども。アメリカとの仕事だからメールも夜まで追いかけてこない。その分朝に攻めてくる。

最近、ほんの少しだけがんばって運動モードを開始した。
このままでは体がやばいと思った。週に一度はできればフィールドに出たい。それを含めて3回くらいは体を動かしたいと思う。
この数日すごく思ったのだけれど、一応この歳まで、日常的に体をたくさん動かしていたから多少なりとも体力は維持できているという自負があった。でもたった3,4ヶ月さぼっていたら、体のたくさんの部分が見事なくらい下降線のわけだ。自分でかなり愕然としてしまうくらいヤバイと思うわけで・・・
てことは、本当に運動しない人たちって、いったいどんな感覚を持っているのだろうか。こんなに体が動かなくて平気なの?不安じゃないの?いったいどうやって解決しているのだろう、と。

秋の夜長では無いけれど、input期間でもoutput期間でもなく、充電期間でもなく、なんとなく放心期間のようなので、ほげーっとくだらないことに想いを巡らせる今日この頃なのでした。

小楢山

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小楢山に行ってきた。
名前も知らなかった、たぶんけっこうマイナーな山だと思うんだけど、近いし人もいないし平和でよかった。

名前の通り、コナラやミズナラの葉っぱがたくさん。紅葉も終わり全ての広葉樹の葉は地に落ちて、見晴らしが良かった。冬は冬でいいね。

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山頂は1713m。かすかに富士山が見えた。

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幕岩まで往復した。
こんなに乾燥しているのに、枯れ葉の下にはしっかりと水分がある。それはなんてことはない普通の事なんだけど、自然の循環システムは本当に芸術的だと思う。我々ニンゲンなんてそこにたった1ミリも必要とされていないんだろうなあ。

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ブルーハーツとハナレグミ

久しぶりに走った。7月にアドベンチャーレースに出てからというもの、数えるほどしかフィールドに出ていないし、数えるほどしか運動をしていない。かつて無いほど、体がひどい状態になっている。このままだと、そこらの腹の出た中年おっさん達と同じ運命を辿ってしまう。
お風呂で毎日悲しい気持ちになるのはおさらばだ!と誓い、ようやく走ることにした。

いきなりハードルをあげると続かなそうなので、今日は4.44km、不吉な数字。
iPod shuffleには、いつもハナレグミとブルーハーツ。走るときのローテーションは、この1年半ばかり変わっていない。いや、ブルーハーツというよりは、ブルーハーツと、High Lowsとクロマニヨンズ。なので、ヒロトとマーシーと永積くんのローテーションか。

なぜか1年半もの間、このローテーションがうまく作用していた。
でも今日は調子が悪かったのか、ハナレグミのゆっくりなテンポについていけなくてすべて早送りした。そのかわり、ヒロトとマーシーのあのバカにストレートですかっとする歌がかろうじて弱り切った体を走らせてくれた。
ほんとバカだよなー。でも正直でストレートだよな−。

————
ゲロ
ザ・ハイロウズ

給食残して叱られた♪
俺の体を本当に心配してたのか
嫌いなもの 口につめこまれた
常識的な発言と非常識な行動だ
うまけりゃ食う うまけりゃ食う

テレビには映せないものでも
ラジオでは喋っちゃいけない言葉でも
うまけりゃ食う うまけりゃ食う

まずけりゃ吐くぜ 遠慮なく吐くぜ
まずけりゃ吐くぜ ストレートにぶちまける

————
それにしても走るのは本当に嫌いだ・・・・いくら走っても嫌いだー。上の歌詞にならうと、走るなってこと、か?

英語塾

新しい仕事な一週間。
実時間はたぶん前職より全然少ないんだけど、緊張と集中により気持ちが張っていたなあ。

なにげなーく普通に母国語でしていたことが、英語に切り替わることで、こんなにも生産性が落ちるのか−、というのをつくづく感じた日々だった。メールの読解:一苦労、英語の会議:神経集中、スペースアルク先生に世話になりっぱなし。寝てるんだけど、毎日眠かった、なぜ?
まるで英語の塾にでもいっているような感覚だった。そっかあの単語!あ、こんな意味か、ふむふむ。
同僚にはさっそく「独り言多すぎ!」と突っ込まれ、早くもばれてしまった。

時間と慣れというものが解決してくれるかもしれないけど、英語を改めて学びなおすいい機会だな。と雑感でした。

夜の闇が怖かった

小川山・廻り目平に行ってきた。
カラマツの紅葉が本当に素晴らしい。

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川の側にテントを張り、夜は焚き火をしてご飯をつくった。

Ogawayama 2010

3時間で薪がかれ、寒くなってきたので8時には寝てしまうことになった。
トイレに行きたいな〜、でも寒いし怖いからやだな、と寝袋の中でぐだぐだしている内に朝はきた。
そう、夜は怖いんです。イランとか、パキスタンとかトルコの荒野で散々一人でテントで野宿をしていたときもあるっていうのに、久しぶりの野外の夜と闇は本当に怖い。
要は慣れの問題なんだけど、そもそも的に根が臆病だから、人の気配がしない夜の自然は苦手だ。それも久しぶりになればなるほど。

甘っちょろくなっちゃって、本当にいやだなあ〜としみじみと思った。
こんな時は、アラスカのデナリでの夜を思い出す。あのときも夜の闇と静けさがなんだかとても怖かった。でも、10日間も一人でキャンプをしていたら、なんてことはないと感じるようになった。むしろ怖さより興味のほうが勝ってくる、そんな分岐点があった。
ということで、たまには一人で自然に行かねば、としみじみと思ったわけで。

翌日はマイナーな小川山山頂への往復3時間半のスピードハイク。


より大きな地図で 小川山 を表示

久しぶりの長い冬眠は今日にて終わり、明日から新しい生活が始まる。

生と死の3,300mダイブ

Day 11 @ Kaikoura Sky Dive

運転手をあわせて3名が乗った小さなプロペラ機は、たいした助走もせずに軽々と空に浮いた。
ぐるぐると旋回しながらひたすら高度だけを上げていく。目指すは3,300m。

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人生初のスカイダイブ。日本では4万円、ここニュージーランドでは2万円なり。べつに安全なんだろうけど、やっぱりちょっとビビってしまう。つい最近、近所でスカイダイブの飛行機が落ちて、9人死んでるしなあ・・

ドキドキするわけではなかったけど、3,000mまで登る15分〜20分の間、久しぶりに生と死についてしみじみと考えたのだった。
“飛行機の運転手ってよっぽど度胸があるよな。こんな不安定な乗り物で、練習中に一歩間違ったらすぐあの世だな。バックカントリーなんかに比べてよっぽどリスクが高そうだな。でも交通事故で死ぬ人が一番人数としては多いな。果たして、このスカイダイビングで死ぬ人って確率的にどのくらいなのだろう。もちろんガイドが一緒に飛んで死ぬときはガイドも死んじゃうわけだから、彼らの命をかけても安全に違いない。でも実際に死ぬとしたらパラシュートが開かないわけで、その後の地上に衝突するまでの30秒間はいったい何を考えるのだろうか。スカイダイビングをやって生を実感した、って体験の言葉もわからなくもないけど、じゃあそれで体験できた生って今度は何をやらないと確認できないんだろうか。”
などなど、ぐるぐるといろんな事が脳裏を巡った。

ジオラマのように見えるカイコウラの美しい町並みと雪を被った山にクジラがいる海。なんだか景色が非現実的。
飛行機に乗り慣れているせいか、まるで旅行をしているようだった。

「さ、そろそろ準備をするぞ」とガイドさん。
膝に乗ってと促され、彼の体とボクの体を繋げ、ハーネスを締め、カラビナの確認。
「あと1分」
パイロットは言った。
どうやら、3,300mに到達するようだ。
あっという間に飛行機のトビラが空けられ、風が暴風となって機内に入ってくる。

まるで、プールの飛び込み台のような台に足を乗せた。下までは3,300m、障害物はゼロ。
「さ、いくぞ、踏ん張って」
ガイドさんが耳元でつぶやくやいなや、両足を踏ん張ると、あっという間に体は空中へと押し出され、宙へと舞った。
ふわりというわけではなく、急な落下。
ものすごい風圧。
急激な勢いで景色が変わっていく。地上が近づいていく速度が半端無い。
3,300mからパラシュートが開く1,500mまではたったの40秒しかなく、凄い速度なのだが、それがえらく長く感じられた。
体のどこかのセンサーがこの体験で解放されて、その穴が何かを感じとり敏感になっているのかもしれない。
恐怖はまったくなく、いたって冷静だった。
まるで自分の体ではないみたいな、どこかから自分の体を俯瞰しているような、なんか夢のような感覚だった。

急な衝撃を感じ、早送り状態から一気に普通のスピードへと戻る。
パラシュートが開いたのだ。

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あとはのんびり景色を眺めたり、回転したりしながら地上へとゆっくり降りるだけ。

アドレナリンがビンビンのニュージーランド最後の凄い体験だった。
またやろう、と心に決めた。

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海と山のカイコウラ

Day 9-11 @ Kaikoura

Lake Tekapoを経由し、クライストチャーチを通り越し、一路北へ。

New Zealand 2010

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海がばーーーん!山がばーーーん!のすごいロケーション。
ここKaikouraはウェールウォッチングの本拠地。

New Zealand 2010

船に乗ってクジラとイルカを見て(ちょっとだけね)、

New Zealand 2010

陸からはのほほーんとしたオットセイを見た。

New Zealand 2010

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なんだろう、彼らのあの、猛烈に癒す力。
思い出すだけで癒されるわ。

Hooker Valley Track

Day 8 @ Hooker Valley Track, Mt. Cook N.P.

Hooker渓谷を歩く。
道は比較的平坦で、二つの吊り橋、二つの氷河湖を見ることができる。

New Zealand 2010

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とにもかくにも風が強い。木道からはじき出されそうだ。

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Hooker Lakeには氷河が割れできた、たくさんの氷が浮いていた。

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Mt. Cook / Aoraki へ

Day 7 @ Te Anau → Mount Cook National Park
ニュージーランド最高峰Mt.Cook(マオリ語でアオラキ)のお膝元の国立公園へ。

Te AnauからMt Cookまでの道はさすがに山岳地帯を通るだけとあってか、ワイン畑などはあるものの、比較的荒涼としていて、ヒツジ畑は少ない。なんだかちょっと安心したのだ。開拓されていない普通の土地もあるのだなあ、と。

それにしても、どこもかしこも素晴らしく美しい。
人が少ないということはこんなにも、自然が自然らしく残るということなのだろうか。

New Zealand 2010

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Lake Marian Trek

Day 6 @ Lake Marian Trek

ミルフォードからの帰り道。Lake Marianへハイキング。
往復3時間のコースで楽勝と思いきや、まあまあ登る。

Keplerよりは乾燥している感じがしたが、川沿いに上がる遊歩道や森の中は相変わらず美しい。

New Zealand 2010

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Lake Marianは雪山に囲われた小さな湖だった。

New Zealand 2010

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時折周囲の山々から爆音と共に雪崩が崩れ落ちる光景が見られた。
雪はこれから次々に溶けて、この湖を今よりちょっと大きくするのだろう。