2022 ふりかえり

いつもながら夏を超えてからの後半戦があっという間でびっくりする一年だった。このままでは人生終わってしまいそう、といつも思うけど人生の後半戦はゆっくりとしてそんなことはないのかもしれない。

今年はよく旅した一年だった。

ウィンターの滑りの方は野沢温泉、ニセコ、白馬、苗場、白樺湖近辺(車山など)に足を運んだ。

グリーンシーズンは走りの方は、鹿児島 & 霧島での合宿を経てからのオーストラリアでの100mile、そして夏はアメリカでハードロックのペーサーを。このあたりで力尽きてあとはテント泊の夏山に移行。山は霧島岳 / 高千穂峰 / 武尊山 / 甲斐駒岳 / 燕岳 / 荒川岳 / 赤石岳 / 聖岳 / 剱岳 / 雲ノ平 / 水晶岳 / 黒部五郎岳 ..... Read the rest

4回目の仙元山100マイル

3年目、4回目となる仙元山100、マイルの部を11月に実施した。
ややこしいことに仙元山100には100kmの部と100mileの部があって、交互で通し番号で開催していて、100kmを合わせると、これで7回目の開催となったのです。

毎年、秋はこのイベントが終わると幸せな充足感に包まれて、何をすることなくのんびりと過ごしている。

もう、これで終わりなの?という質問をちょいちょい頂くので、答えておきます。

「仙元山ぐるぐる」をやっておかないと、だれかに先を越されちゃいそう、というヨコシマな想いでスタートした2020年3月の仙元山100(km)。ギリギリセーフなのか、実はアウトだったのか、ここがコロナの分か..... Read the rest

ファストパッキング考

今年は本当によくアルプスに足を運んだ。トレイルランニングよりも、衣食住を担いでの山行が好きだ。60Lのバックパックにすべてを入れてゆっくりと歩む旅も好きだけど、ファストパッキング型の身軽な旅も良い。

今年はバックパックを新調したり、装備を少し買い足したり、夏から冬へと移行する中でいろいろな学びもあった。これを次シーズンに覚えて活かしていくために、メモをしておこうと思う。

装備品はざっとこんな感じだ。

バックパック 山と道:ミニ2 398g
レインカバー(長雨時のみ) 85g
パックライナー ゴミ袋
テント 1(雨降らない) ファイントラック:ツエルト2ロング 340g
テント 2(雨降る) REI:Quarter Dome SL ..... Read the rest

ウエスタンステイツへの道 -2- 当選

2019年12月8日
早朝から携帯のアラートがピコピコうるさかった。武田の杜トレイルランニングレースへ出るため仲間たちと前泊していた宿で目が覚めた。
InstagramやFacebookで自分がタグ付けされているようだった。

何事だ・・・ジローくんからメッセージ。
「あたってますよ」
なんのことやら・・・
「ウエスタンステイツ当たっています」
半ば寝ぼけていたのもあるが、戻したメッセージは「ええ〜・・・」
「まじかー」
「マジです」
「当たっても出なくてもいいもの?」
「そりゃ出なくてもいいですけど、普通はこれですよ」と送られてきた写真がこれ。

Western States Endurance Runウエスタンステイツ・エ..... Read the rest

ウエスタンステイツへの道 -1- Rio del Lago

ひょんなことから2019年10月末に行われたRio del Lagoという100mile(160km)レースに出ることになった。
振り返るとこれがウエスタンステイツへの始まりだった。

9月にアメリカへの出張が決まり、ベンチュラに住む二朗くんにメッセージ。「出張のあとの週末に休みをとって残るからどこかで遊ばない?」
「いいですよ〜」と即レスが来たけど、その後すぐに「あ、だめだ100mile入ってる。一緒に出ますかw まだ申し込めますよ」と軽いお誘いが。
どうしよっかな・・・と珍しく2週間位考えた。
正直なところ100mileのレースにあまり興味がなかった。天の邪鬼的考えなのかもしれないが、長い距離ほどすごいみた..... Read the rest

2020 ふりかえり

世界同時多発的なパンデミックが発生した、近代の誰もが未体験の一年間だった。日本でもそうだが、欧米ではたくさんの命が失われた。大切な人を失った人々へ謹んでお悔やみを申しあげます。

一方で、自分の生活が根底から変わったかと言われれば、ベースとなるものが変わったとは思わず、不思議な一年ではあったけど、変わらないものは変わらない一年でもあった。

東日本大震災のときに学んだことと言えば、幸いにも日常を失わなかったものは、いつもと変わらぬ日々に感謝しながら、変わらぬ日常を過ごそうというもの。今回のコロナでもめげることなく日々を送れたのは、こう思えていたからかもしれない。

ベースは変わらなかったと書いたけれども、..... Read the rest

仙元山100 (第二回マイルの部)

コースを試走すること5回。
実行委員会でのファミレスでの幾度のミーティング。
ああでもない、こうでもない、と試行錯誤が飛び交うメッセンジャー。

やりたくてやっているだけだから、手間だからとかめんどうだからとかはもちろん一切なくって。お金を払って参加者となる大会も楽しいけれど、手弁当で自分たちで作り上げる催しのなんて楽しいことか、しかも家から歩いて5分の場所で。

仙元山のモーニングランのコースをお遊びでぐるぐるまわって100kmにしようと春に実施した第一回。何事もプレ大会や事前準備と経験って重要だなって今回何度思っただろう。「次は100マイルだよ」ってお遊びで言ってみたもの特に実施する計画もなく。でも「..... Read the rest

Trek to ABC / アンナプルナベースキャンプへ Day 4-6 下山する

2020年元日

さあ、下山だ。
目的は達し、厳しい場所は終わったので後はのんびり下りるだけ、気持ちがとても楽。

朝は少しだけのんびりしつつも、8:15には出発した。今日は24キロ先のチョムロンまで行こう、とハルが言う。初日に泊まったロッジが居心地がよくご飯も美味しかったので、そこまでは行きたいそうだ。結構な距離を気軽に言うようになったな、と思った。

最初は足元が氷のカリカリ路面で極寒。ハイドレが凍っていたから-5℃くらいだろうか?でもABCは-10とも15とも言われていたので、もっと寒かったかもしれない。

まだ頭が痛いとのことだったが、高度を下げれば治るし暖かくもなるし、急いでくだっちゃおう、と励ます。..... Read the rest

Trek to ABC / アンナプルナベースキャンプへ Day 3 目的地へとたどり着く

6:00に起きてみたものの、寝静まって誰も外にはおらず食堂の電気もつかない。ようやく6:45に電気がついたので、やっと食堂に行きパンケーキをオーダーした。順調にいけば長い一日となりそうなので7:30に出発することにした。

谷の中を進むのでとにかく寒い。遠くの山の上の方だけ微かに陽が当たっているが、しばらくこの寒さは続きそうだった。

森の中のがれ場を進み、2時間ほどでデウラリに着く。寒くてハルが水を飲んでくれないので、ここでジュースを買い与える。高山病対策に標高1,000mで1リットルの水分摂取が目安だが、そもそもそれは大人の話で体重が半分の子どもなんて半分くらいで良いのだろうか?でもジュースでもい..... Read the rest

Trek to ABC / アンナプルナベースキャンプへ Day 2 ヒマラヤホテル

7:00に目覚めると、思ったよりも寒くなく、朝焼けに染まったアンナプルナが我々を迎えてくれた。

パンとコーヒーの素朴な朝食を済ませ、8:00に出発。ダウンを着ながら歩くとすぐに暑くなった。斜面を村に沿って下る。今日は上りのはずなのにこんなに下っていいのかと驚くくらい下る。
畑や棚田が朝陽に照らされ美しい。

ロバが続々と向こうからやってくる。トレッカーになんて昨日はほとんど会わなかったのに、いったいどこにいたのだろうかというほど沢山の外国人が歩いていて、とても賑やかだった。一番多いのは韓国人、ついで中国人、欧米人はわずかなものだった。

200mほど標高を下げたところで吊り橋を渡り、ようやく登りに。登って..... Read the rest