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01.誇り高きエチオピア
02.シミエン国立公園
03.入院!
04.悪の巣窟、ナイロビへ
05.おれたちゃマサイ!
06.赤道直下のケニア山
07.アフリカ大陸最高峰へ
08.アウトドアグッズマニア
09.偽札発見!悪徳ガイドにリベンジ
10.楽園
11.マリンディの悪夢・・・
12.悪の巣窟で停滞
13.密猟者が潜む山
14.ナイル川でラフティング
15.深夜の訪問者
16.黒人のホビット、ピグミーに会う
17.何を求めていたんだろう
18.大虐殺記念館
19.コンゴに行きたい!
20.内戦に遭遇

 
 
 
 

4. East Africa
mail_15 / 18th,APR,2003 @ Kampala : UGANDA
深夜の訪問者

 

ジンジャにはしばらくいた。
ウガンダ第二の都市というのにのどかでいいとこだった。ここでボランティア(?)ワークというのを2日間やってみたのだが、その疑問は後に書くとしよう。
ここ、首都カンパラは想像していたより騒がしい町である。
あんな盗難事件があった後なので、最近のホテル選びはなかなか慎重である。

昨日の晩、夜ごはんから帰ると、何者かが部屋に入った形跡があった。用心深く自分たちがいるように装おってわざとつけていった電気とファンが消えていたのだ。まあ、今度は荒らされた形跡はないし、もはや取られるものが何もないので被害はゼロ。

でも以前の自転車旅行に引き続き、人間に第6感はやっぱりあるのだと感じた日であった。(この自転車旅行のとき、川でキャンプをしていたら水が増水してきて物がたくさん流された。その前からずっといやな予感がしていた、第六感!)

夜、寝つきが少し悪い。部屋に武器を持った強盗団が押し入る夢を見ていた。その夢の中なのか、現実なのか、境がつかないころ、それは起こった。

普段だったら一度寝てしまったら少しの物音にはまったく反応しない自分。なんだかドアの方から音がしたような気がして、目が覚めて、寝ぼけながらドアの方を眺めるた。すると!スルスルスル〜と大きな黒人が部屋に入ってくるではないか!!
これには本当に驚いた。夢の中では彼らは武器を持っていたが、この黒人はおそらく何も持ってなく上半身が裸だった、気がする、後で思い起こすに。
しかし、あんな夢の後、寝起き、真っ暗闇の中に、でかい黒人。
本来なら殴りにでも行けばよかったのかもしれないが(そこがちょっと情けない)、本当に殺されるかと思って
「ヘールプ!!!!!!!!!!!」と超悲痛な声を上げてしまった。ガードマンかホテルの人が助けに来てくれると思ったのだ。
「きゃああああああ」と目を覚ました彼女も叫んだ。
その声にびっくりしてそいつは逃げて行き、すぐさま宿の従業員が来た。「Feel at home」と白々しく彼は言った。ほかの部屋の客がシャワーに行った後に部屋を間違えたのだというのだ、と。
でも鍵は100%かけていたし、先ほどの件もあるしこりゃー宿の奴もぐるか?
この時は興奮していて、後から考えれば考えるほどおかしなことばかりだが、どう考えても「誰が、夜中の3時半に、部屋間違えたといって、鍵をかけていた部屋に入ってこれるのさ。」

そんなわけで今日は朝から宿替え。いやー今思い出しても恐い。まるで幽霊にでもあったみたいだ。
ちょっと最近びびってます。こんなんじゃコンゴになんて行けないなあ。
ちなみに、今日メールを開いたら友人から「やられました」という題名のメールが入っていた。以下2つほど友人のメールを載せる。
東アフリカ、なかなかやるなあ・・・

Kさんのメール
>>私は、今、ハラレです。15日、ムタレで、全財産、強盗にやられました。
ショック。大使館のひとに、少し、借りています。パスポートは、かなり、ショックです、再発行。せっかくのスタンプが。奴等は、パスポートは必要ないみたいで、どこかに捨てられていることでしょう。
ハラレは、昼間は、全然大丈夫ですが、やはり、夜はあぶないみたいです。
日本人も結構やられています。

Yくんのメール
>>ところで昨日なんだけどね、ここナイロビの文房具屋さんで大変な目に遭っちゃった。白昼堂々と黒人さんが普通に拳銃片手に店の中にはいってきて一瞬、"ん〜っ"と思ったんだけど状況良く把握できなかったから銃指差して「what'that?」って普通に聞いちゃった。
そしたら黒人さんが「しーっ」って素で返して来るから
"んっ、この人はお巡りさんか?"っと思って後ろ振り返ってみたら誰も怪しそうな人はいない。んで、振り返ってみたら銃口が頭に突きつけられて「Give me money.」の一言。
生まれて初めて銃口を間近で見ました・・・・・・
もう、頭ん中真っ白。走馬灯なんて見る余裕なんて無かったっす。
結構"俺は絶対に大丈夫的自信"みたいなモンが在ったけど、みんな、ない?旅行者に共通して有るそう言う根拠の無い自信みたいなのって。
そいつは物の見事に崩壊されました。いやぁ、遭っちゃうもんですね!!
んで、7150ksh(\100=64Kenya SHILINGI)大体\12000弱か、ごっそり持って行かれて奥の部屋に押し込められちゃいました。そしたら裏庭みたいな所があって逃げ道がな〜いっ!!"これって結構ヤバイんじゃねぇの?"と思ってたら後から次々と金取られた連中が5人来て。
その後店の奴が来て大丈夫的雰囲気が漂ってきたんで戻ったんだけど・・・
大丈夫だった。

この後も、立て続けに友人からの被害メールが続いた、頭をかち割られて貴重品を盗まれた子やホテルで置き引きに合った人、アフリカの犯罪率はかなりのもんだ。物だけですんだ僕らは幸運だったのかも・・・

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