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01.トランスサハラ
02.セネガンビア
03.伝説のトゥンブクトゥへ
04.ドゴン・トレッキング
05.ビューティフル・ウエストアフリカ
06.Party Every where!?
07.西アフリカのオアシス国家
08.BENIN びっくり3連発!
09.サハラの古の交易地
10.ハア〜な一日
11.極悪度アフリカ1?ナイジェリアへ

 
 
 
 

2. West Africa
mail_08 / 18th,NOV,2002 @ Abomey : BENIN
びっくり3連発!

 

1発目
ガーナのアクラからトーゴのロメへ。そこから隣国ベニンのコトヌーへと移動。
ガーナはかなり交通が発達していて移動は主にバスが多かったが、ここからはまたしても西アフリカの主役「Bush Taxi」である(フランス語ではタクシーブルースとかっこいい名前)。
この乗合タクシーは通常プジョー504や505が使われていることが多い。乗用車とステーションワゴンのタイプがあり、乗用車タイプは3+4で7人。後部に椅子を付け足したステーションワゴンタイプは3+4+3で9人のり。

さてさて、車は海岸線をぶっ放し一路、コトヌーへ。「この分じゃあ予定時間の3時間を下回るかな、早い早い」と思ったところ、ここはアフリカ
突然「ボン!」
というおおきな音が。
車は停まり、乗客みんな外に出る。音的にパンクかと思っていたら、なんとラジェーターから水がピューピュー勢いよく出ているではないか
「はあ〜・・・こりゃーもうだめだ、車チェンジだな」と思った。
ドライバーは助けを呼びに行ったのかどこかに消えていき、5分くらいして戻ってきたときには黒いビニール袋を手にしていた。
中から取り出すは「バナナ」

びっくり!
「おいおいこんなときに腹ごしらえかよ、おめーのんきだなまったく・・・」しかしそうではなかった。
彼はバナナの皮をむくと、なんと先ほどまで水が出ていた穴に詰めはじめた のである。
目が点になるとはこんなことをいうのだろう。
そしてバナナ3本で車は治ってしまったのだ(まあその後も車を停めてはバナナを詰めること2回、でも無事コトヌーに到着した)!

びびびびっくり!
でも乗客のアフリカ人もびっくり!

2発目
コートジボアールは象牙海岸、ガーナは黄金海岸、そしてここトーゴやベニンは奴隷海岸。教科書で習ったなあ。
これらの小国は国の間の行き来が実に盛んである。たとえばトーゴでナイジェリア人を見たり、ベニンでナイジェリアナンバーの車が走っていたり、3カ国を跨ぐバスやタクシーがあったり、フランス語圏なのに英語がよく通じたり。
しかし、ここはEUでも何でもないし、国は国、国境は国境なのである。
トーゴからベニンに越える際、タクシーには2人のガーナ人がいた。
一人は今パスポートがないんだと言い、両国境で警察に500CFA(100円)の賄賂を払って通過。
もう一人に限ってはそのお金すらないのか、タクシーに荷物を置いて、短パンとサンダルに着替えると、現地人のふりをして国境を通過。あとで車に戻ってくると「成功した!何も言われなかったよ、ラッキーラッキー」と無邪気に喜んでいた。

おいおい
そんなんでいーのか、国境、税関、警察!
びっくり!

3発目
コトヌーからは世界遺産のあるアボメーへ。
ここでは先述の BUSH TAXI のステーションワゴン版。ちなみにこれは日本でいうレガシーやアコードワゴンをちょいと大きくしただけ。日本で荷台となっている部分に席を追加し、そこに3人ぶち込む。

乗ってくる乗客乗客、皆女であった。そして誰もかもが子どもを連れているのであった。 子どもはこの国では一人として換算されない。人数を数えてみるとなんと15人も乗っていた。
そして当然ながら荷物を上に積む積む。終いにはスクーターまで積み出した。(自分で乗っていけよなあ・・)
くれぐれも言うがレガシーやアコードワゴンをちょいと大きくしただけ、である。

びっくり!
アフリカやはりおそるべし・・・・

 

 

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