地震メモ Day 25

暖かくなったので計画停電はほとんど終わり、街は何事もなかったかのように普通に戻ろうとしている。お店の閉店時間も遅くなってきたし、止まっていたエスカレーターも動き始めた。駅構内の照明は多少暗いままだし、店舗の照明もまだ100%ではないけれど、また元に戻ってしまうのだろうか。

でも僕らはあの地震の前には決して戻れないと思う。毎日入ってくる原発のニュースにただただ絶望を感じる。ひどい、と頭を下げて落ち込んでいる状況が、毎日ますますひどくなる。耳を塞ぎたくなる、情報をシャットダウンしたくなるほどだ。

昨日、低レベル(といっても基準値の100倍)の水をジャバジャバと海へと流し始めた。海の生物たちに申し訳なくて、本当に涙が出そうになった。俺たちの利便を追求しすぎた生活のせいで本当にごめん、と。彼らにはまったく罪がないのに。
海で通常の一億倍のヨウ素が検出されたとのニュースを夜に聞いた。単位があまりにも非現実すぎて、思考回路が麻痺してしまう。

東電の人も現場の人も確かにがんばってくれているし、それは否定しない。ただ、原発だけは絶対的に否定していきたいと思う。よく原発を否定すると二言目に言われるのが「じゃあ電気使わないの?」という一言。そこは論点ではないと思うんだ。俺らに原発以外の電気を選ぶ権利をくれよ、と心から思う。
コストがと言うやつは、教えてくれ。原発が結果的にどれだけ高いコストを払うことになるのかと。福島原発から数十キロの範囲は、今後数十年、人間の活動ができなくなってしまうと思う。そのコストはいったいいくらになるのだ。海や農業、自然への保証はどれだけのものになるのか。お金では解決できないし置き換えられないが果たしてこれが安い電力だったのか?

日本は損なわれてしまった・・・・
悲しくて絶望しか感じられないほど損なわれてしまった。
絶望の次は怒りしか沸いてこない。

“地震メモ Day 25” への1件の返信

  1. こんばんは。
    私も、実際に災害を受けた立場ではなくても
    しばらく沈んでいて動く気持ちになりませんでした。
    縁あって、復興応援で5日間だけですが行く機会があり
    行ってきましたが、それでようやく気持ちも元気が出てきました。
    自分達で出来る事をしっかりやっていく事それが大切だと思いました。

    日本の人口も減ってくる事だし、原発のリスクは大きすぎると思います。
    じゃ、電力はどうするんだという話ですが、
    蓄熱、雪の利用、ゴミの廃熱利用、送電網の強化、太陽光発電等
    色々と考えられます。
    我が家も、太陽光発電始めています。 それだけで、電気代約半額。
    むちゃな話ですが、全ての家で太陽光発電を導入する事により
    電気使用量も画期的にすくなくなります。
    皆の知恵で、何とかしたいですね。

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