アコンカグアへ -2-

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アコンカグアへ行くメンツや日程がほぼほぼ固まってきて、2回目のミーティングをした。
一回目のミーティングで決めたのは、今回のプライオリティー。最大の目的は登頂ではなく、全員で何があっても無事に生きて帰ってくること。生きてさえいれば、失敗しても再挑戦がいつかできるもんね。これはとても重要な意識統一だと思った。

二回めのミーティングは道具の話。みんなこだわりがあるので、話があっちいったり、こっちいったり。まとまらねー・・・

そしてミーティング前に行った、ミウラ・ドルフィンズの低酸素室のお話。

アコンカグアは標高があまりにも高いので、そして今回は高度順応に掛ける時間が少ないので、できれば低酸素室でなんらかのトレーニングがしたいというのがこちらの希望。

好日山荘もやっていたりするけど、よく知られ評価がいいのはミウラ・ドルフィンズ。なんてたって、あの三浦雄一郎の総本山だから評判もすこぶる良いし、実績もすごいわけだ。トレーニングを受ける前に、テストをしなくてはいけない。それは自分の体が高度に対してどのように適正があるのか。

肺の検査をした後に、SP02、血中酸素のお話。血の中にどのくらいの酸素の濃度が通常はあり、それが高度を上げるとどのように変化していくかということ。

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数値は正常時は99だったけれど、頑張って息を止めると95くらいになった。

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そして低酸素室にはいって座って過ごす。標高は3,000mくらいだと言われたと記憶している。
だんだんと濃度は下がり、85くらいに。しかし酸素を吸う練習をすると、濃度を上げることができた。とても興味深い。

それから運動。
こちらもどんどん下がっていく。でも意識して呼吸をすると、濃度は復活する。これまた面白い。呼吸法はちょっとやり過ぎ感はあるが、わかっていて大丈夫とのテスト結果。

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続いて睡眠テスト。30分くらい、横になって眠る。
最後はちょっとウトウトしたけれど、とても寝苦しく、空気が薄い感覚。

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このテスト結果がややアウト。
睡眠中に異様に血中濃度が下がってしまうらしく、リスクありの判定。

どうすればいいですかね?の質問に「睡眠トレーニングがいいです」との答え。え、どうやってやるんですか?と聞くと「高いところで寝るだけです」とのこと・・・・なかなか実施が難しい。ちなみに、肺テストも芳しくなく、肺年齢が57歳。やはり喘息が治っていないんだろうか?それなりに走れるし、問題無いと思っていたのになあ。

ちょっとブルーになったテスト結果だった。地道に改善プランをたてるとしよう。
このテストは二人で受けると1,000円割り引かれ、7,000円。

高所トレーニングは段階を踏まなければならず、
4000m-4500mの90分。その後も90分刻みで4500-5000, 5000-5500, 5500-6000mと続いて最大4回、各4,000円也。

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