Road to Roraima #04 トレイルヘッド・サンタエレナへ

朝5:00、予定通り運転手さんがホテルまで迎えに来てくれる。
立派なジープであった。安定感がかなり違う。カロニー川を渡って旧市街へ。暗いながらもプエルトオルダスが巨大な街ということがわかる。しかも結構近代的。5:30に薄っすらと日が明けてくる。

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Upataの街で朝食。エンパナーダはいわゆるしょっぱいチーズが入っていてあまり美味しくなかった。森の中を通ったり抜けたり。でもずっと寝ててうっすらとしか覚えていない。数々の検問を通過するが一度だけ降ろされてすべての荷物をチェックされた。札束が大量に入っているので、それが見つからないかヒヤヒヤした。途中の街でガソリンスタンドに並ぶ。結構な列だった。なぜか軍隊が見張っていた。ガソリンはセルフではなく入れてもらう形式。しかも10リッターで1.8円。えーっと・・・・これはイランより安いかもしれない。この価格だと精油代や人件費、輸送費は出せず赤字もいいところなのでは?
いまだいたるところにチャベスの写真や絵を見かける。チャベスは好きだけど、今の大統領はダメだとドライバーは言っていた。

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森を抜けてグランサバナと呼ばれる大平原へ。それは東アフリカの広大なサバンナと寸分違わないような広大な平原だった。ここにキリンやサイを放したらいいのに、とさえ思った。カモの滝に寄る。結構ジープツアーみたいな車があって、キャンプしているテントもチラホラ。

車は平均時速120kmでぶっ放す。
大平原といえど、道は下っては登って蛇行する。様々なテプイ(テーブルマウンテン)が左右に見えては消えテンションが上がる。その殆どは霧の中だった。

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13:00、ブラジルとの国境の町サンタエレナ・デ・ウアイレンに到着。いい感じのホテルはほぼ満室で、バックパッカー宿のミッチェルに泊まる。二人で600円。水シャワーしかなくトイレは壊れていて、自分でバケツに汲んでくる感じ。でも、いい感じの宿だった。
ようやくツアー会社のバックパッカーズに到着するも一悶着。日本ですべて手配し、国際送金までしてきたのに、そりゃ話が違うよってことがチラホラと。トイレテントを持参するためにもう2万円払えとか、出発は10時じゃないとダメだとか、帰りも13:00には降りてこいとか、すべて自分たち2人のためにオーガナイズしたプライベートツアーのはずなのだが、融通もきかないし逆ギレ状態。なんとか妥協点を見つけたけれど、だいぶ疲れる交渉だった。それにしてもベネズエラ人は社会主義国だからなのか、商売ッケがなさすぎると思う。ここでは商売の駆け引きや交渉があまりない。いくらだ?「●●ボリだ。」そうか、じゃあいくらでどうだ?「いやダメだ」じゃあ考える、と立ち去り後ろから声がかかるのを待っていてもスルー。おっと・・・あれ?言い値かよっ!昨日のタクシー然り、この街の闇両替商然り、だいぶ不思議。

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国境だけあって賑わう街をうろつき、明日の行動食や朝食とするパンや水などを購入し、夜は中華を食べに行った。どこにでもある中華、ここのはちょっとイマイチな味だった。それにしてもトレイルにたどり着くまで日本を出てから100時間、ギアナ高地は間違いなく遠かった!!

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