2004/5/10

なんか悶々としてる。
部屋の中を見回してみた。そうか、この部屋には娯楽がまったくない・・・
って今まで気づかなかった~。
テレビもない、ネットもない、漫画もない、小説すら一冊も持ってきていない。だから今は夜の10時だというのに町まで遊びに行きたくなってしまったのか。
いったんは車で20分先の漫画喫茶にでも行こうと思ったのに、あまりに霧がすごいのでやめた。

今住んでいるとこ。
正面は田んぼでカエルがガコガコひっきりなしに鳴いている。裏は標高500mくらいの竹林の里山。コンビニ(といえるかどうか?)までは徒歩15分。そこは遠藤昭二商店という「なぜか!」フルネームがついた店で7時には閉まってしまう。
町の入り口までは頻繁に霧がかかる峠を越えて、早くて15分。この峠越えが厳しいんだよなあ~、精神的に町をもっと遠くしてる。だから出無精になって、引きこもりぎみになっちゃうのだ。
もちろん田舎ならではの楽しさもたくさんある。最近畑を始めたんだけど、近所のおばあちゃんたちに、「あのカボチャの植え方はなっていない」とか「スイカは端に植えなきゃだめら」などとご指導頂いた。畑の周りに住んでいるわけではないのに、よーく見ていらっしゃる。
昨日も夜遅く帰ってきてしばらくすると、ガラガラーと一軒下のばーちゃんが突然家に入ってきて
「今日はなかなか電気がつかないから待ってたのよ。遅かったわね~。」
と言うなり、これで二度目となる竹の子の甘煮をくれた。うまいんだこれが。
なんかいいよね、まるで海外にいるみたいな人と人の距離感が。
でも・・・悪いことはできないなあ。

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