台湾の山へ – 南湖大山ファストパッキング – Vol.01

「北アルプスに行くような感覚で、隣国の山を登りに行ってみないかい?」 そんな軽いノリで友人を誘って台湾の山に行くことにした。
今年は年初からベネズエラ、ハワイ、アラスカ、ニューヨーク、イエローストーンなどなど国内外問わずたくさんの場所に行った。街へのトリップもあれば、自然の中もあり、仕事もあれば遊びもあった。ただし、一年を通じて純粋に自分のためのアウトドアができていたかと言えば、それは疑わしいし、年始のベネズエラからご無沙汰なような気がした。こんなに色々行っておきながら更に?、何を今更、とか思われそうだけれど、贅沢ながら自分のためのエクスペディションがしたい、仕事ではないプライベートなアウトドアがしたい、と切に願った。そしてそれは何らかチャレンジ的要素を含みたいとも思った。そうはいっても時間があまりないので、海外、それも近い台湾の山へファストパッキングスタイルで行こうときめた。

台湾は、今年の仕事で企画をご一緒したホーボージュンさんのリポートにもあるように、「日本には標高3,000mを超える高山が全部で21座ある。ところが台湾には3,000m峰がなんと144座もあるのだ……! さらにピークの数でいうとその数は200座以上に及ぶ。九州とほぼ同面積の小さな国土に、日本の10倍もの高山がひしめいているのである。」という山岳大国なのだ。10倍というのは3,000m峰の数であって、日本の山の規模の10倍というわけではないのだけれど、この隣国の山に行きたいと思って数年。ようやくチャンスが訪れたのであった。

メンバーはカッセや真也という変わらないいつものメンツ。その他にも声を色々かけてみたけれど、乗ってきたのがオカピーこと岡村さんだった。「実はファストパッキングで行きたいんだけど・・・」もしかしたら皆は大型パックを背負ってのんびりと歩きたいのかもしれないので、ここが超えるべき最初のハードルだった。自分勝手な理由として旅にチャレンジ的要素を含みたいからであった。他の人がブログに上げているような、2泊や3泊で南湖大山往復なんてチョロすぎて退屈すぎるのじゃないか、と。旅にエッセンスと刺激を含みたいし、行くからには、やるからには、他の人と違うスタイルがしたかった。たいした反対もなく、このわがままスタイルに付き合ってくれることとなった友には感謝している。

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中華航空の台湾往復は32,000円だった。チケットを取り、ネットで情報収集して、60Lのダッフルに適当に荷物を放ると、平日の始発電車に乗った。8:20成田発の飛行機は30分遅れて出発し、13:00頃台北へと着く。空港で両替して125元(400円)のバスで台北メインステーションへ。ここから徒歩5分の「台北山水」というアウトドアショップで200元で『北一段』という今回のエリアの地図や、フリーズドライ(80元、240円)とガス缶などを買った。かなりいい品揃えで、円高のせいか日本より若干安かった。

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路地でラーメンを食べ、地下鉄に乗って友人との待ち合わせポイントへ。
昔の同僚で友人のハチベイが実は今台湾に暮らしていて、なんと車でベースとなるイーランまで送ってくれるという。無事に合流でき、車で1時間のイーランへ。昔話に花が咲き、楽しい時間だった。

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Booking.comでロケーションがいいと予約したこのイーラン(宜蘭)の宿だが、着いてわかるのだがイーランではなくルードン(羅東)というイーランより5kmほど南部の街だった。でもかなり栄えている街で、不憫することはなかった。宿に荷物を入れたのが18:00、パッキングをすませ情報収集にとバスターミナルへと向かった。ここからトレイルヘッドのある「勝光」までは80km、梨水と呼ばれる街へ向かうバスで行くことができる。しかしそれは朝の7:00発、3時間かかるという。日の出が5:40なので約4時間ほど太陽時間を失ってしまう。それならと、3:30に宿に迎えに来てくれるタクシーを探すことにした。そして幸い見つかった。

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夜は余市に繰り出し、ラーメンを食べたのだが、店のテレビがずっと天気予報をやっている。明日からはずっと雨で、行くエリアの降水量もすごそうで、暴風雨的なことも書かれている。一同不安になりつつも、まあ行ってみないとわからないよね。と前向きに(?)捉え、セブンイレブンでパンや水、翌日の朝食と昼食を買い込みホテルへと戻り寝に着いた。

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まさか行けなくなるとは、この時点では知る由もなかった。

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