八甲田 Day3

東北トリップ Day4、最終日。
この4日間、欲を出してよく遊んだ。最終日はもっと欲深く、酸ヶ湯から高田大岳を目指すことに。
八甲田の周回ルートが開いていないこの時期としては、酸ヶ湯から高田へ向かう人はきっといない。普通は谷地温泉に降りると思うのだけれど、谷地温泉にはJRバスも停まってくれないのだから。

2日目と同じように仙人岱避難小屋方面へと向かう。
今日はここに来てから初めて天気が良く、八甲田らしい景色が見渡せる。1時間半でサクリと小屋に到着。木々の造形がキレイである。まだ真冬の形を保っているし、かろうじて樹氷風の木々もある。

硫黄岳のずばーーーーんとした斜面がかなり魅力的で、前回来たときに滑ったのを思い出した。本当はこういうの斜面を楽しむべきなんだろうけれど、今日のコースはスキーでもないのに結構な距離なので、まずは高田大岳を目指さねばならない。

小岳は巻いて、その稜線へ。高田大岳へと続くコルへとしばしのダウンヒル。

途中前が見えなくなって、そこは絶壁の雪庇で、びっくりしてゆっくりとボードを脱いで戻った。

高田大岳へと続く尾根は、まるで木の迷路。

それはそれでおもしろいし美しいのだけれど、果たしてここを下れるのだろうか、という疑問が残る。最後の50m、遠くからはげ山に見えた部分はハイマツだった。カリンカリン。

頂上に立つと、八甲田山塊すべてが見渡せて、それはそれは気分が良い。ここまで来られてよかったなーと心から思う。ここまで誰にも会わず、誰も見かけず、八甲田山塊独占状態だったのだけれど、頂上には5人くらいの人。聞くと谷地温泉からのピストンだという。なるほどね。2時間かからず、来れるんだと。

「ケンガイですかー?」と聞かれたので「携帯ですか?通じてます」というと、青森県外か県内の人かという意味だった。きっとこんなとこに今の時期に来るのは県内な方なのだろう。

谷地温泉におりようかと一瞬迷ったが、やはり八甲田を満喫するために、あえて酸ヶ湯にループで戻ろうとなった。土地勘も染みこませておきたいし。来た道を戻るが、ハイマツ氷地帯は滑ることができないので、スノーシューで下る(トホホ)。それにしてもすごい風。天気がよかったのは束の間で、あっというまに白くなってしまい、いつもの八甲田に戻ったのであった。

樹林帯からはスノーボードを履く。ポールを手に持って、木の間をくぐり抜ける。障害物競走のようで楽しい。木々を抜けたらオープンな斜面を数ターン。いやー、気持ちいい!!

小岳へのコルから小岳山頂へ。そこから大岳方面へと下る。これまた短い下りだが楽しい。

そこからはぐるっと大岳を回り、コルまでちょっとしたアップをして、またぐるっと大岳を回り込み、酸ヶ湯への本日最長の下り。それにしても八甲田はなだらかだなあ〜、やはりスキー向きだね。

吹きだまりには新雪が残り、この時期にしてちょいパウダー。

7:30に出発して15:30まで。八甲田山を満喫して、よく触れ合い、この山を良くしれた日々となった。

↓今日のコース

青森へレンタカーで降り、夜行バスで東京へ。早朝に着き、そのまま仕事。あー、眠かった。

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●● トラベルメモ ●●
自走してもいいけれど、800kmは半端じゃないので、やっぱり公共交通機関をつかったほうが楽だなと実感。(若い頃は下道で往復したこともあった・・・)

新幹線と飛行機はやはり高いので、バスがリーズナブル。ゲートシティーは青森となる。
若ければ、弘南バスがペアで片道4000円と激安だけど、もうそこまで若くないよねと、JRバスを選択。往復割引で片道7500円なので、リーズナブルだと思う。3列シートだしまあまあ寝れる。
行きは8:00に青森に着き、帰りは21:00発の東京6:30着。

レンタカーはワンズレンタカー。4WDのステーションワゴンは5000円/日、キューブクラスはもっと安い。

夜行を駆使すれば意外と近くて安いなーと思った八甲田であった。

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